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ニコン、4倍ズームレンズ搭載510万画素カメラ『COOLPIX 5400』を発売

2003年05月28日 20時22分更新

文● 編集部

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(株)ニコンは28日、35mm判換算で28mmの広角から4倍ズームが可能なニッコールレンズを搭載した有効510万画素デジタルカメラ『COOLPIX(クールピクス) 5400』を6月28日に発売すると発表した。価格はオープン。

『COOLPIX 5400』
『COOLPIX 5400』

『COOLPIX 5400』は、新開発の4倍ズームニッコールレンズを搭載し、マクロモードでレンズ前1cmまで寄って撮影できるのが特徴。2001年9月に発表した光学3倍ズームレンズ(35mm換算で28~85mm相当)搭載の『COOLPIX 5000』の後継機種に位置付けられる。レンズは、非球面レンズ2枚とED(特殊低分散)レンズを含む8群9枚構成の4倍ズームEDニッコールレンズで、焦点距離は5.8~24mm(35mm判換算で28~116mm相当)、F2.8~F4.6。最短撮影距離は約50cmで、マクロモードでは最短1cm(広角側)。撮像素子には1/1.8インチ原色526万(有効510万)画素CCDを採用し、記録解像度は2592×1944ドット~640×480ドット。バッファーメモリーを搭載し、毎秒3コマで最大7コマの高速連写が可能。5コマを連続撮影し、その中からあらかじめ設定した条件に合った1コマを自動選択する“AE-BSS(AEベストショットセレクタ)”を搭載しており、白とび最小/黒つぶれ最小/ヒストグラム最良を設定できる。微速度撮影機能として、設定した撮影間隔で静止画を撮影し、それを毎秒30フレームの動画として記録することもできる(最長60秒)。自動発光やスローシンクロ/リアシンクロなど6モードを切り換えられるフラッシュを内蔵し、調光範囲は広角側が約0.5~4.5m、望遠側が約0.5~2.8m(感度オート時)。デジタルズームは4倍。ISO感度は50相当で、感度切り換えも可能(オート/ISO50/100/200/400相当)。

実像式光学ズームファインダーを搭載し、モニター用には“高透過アドバンスト液晶”を採用した1.5インチ13万4000画素ディスプレーを搭載する。ディスプレーはフリーアングル設計がなされている。操作性をよくするために、露出モードや15種類のシーンモードなどを選択する“モードダイヤル”と、シャッタースピードや絞り値などを設定する“コマンドダイヤル”の2つを装備したという。

記録メディアはコンパクトフラッシュ(CF)カード(Type I/II)で、マイクロドライブも利用できる。ファイル形式は、TIFF(RGB)/JPEG/QuickTimeに対応。インターフェースは、USB、AV(音声付きビデオ、NTSC/PAL切り替え)を装備する。電源は、付属のリチウムイオン充電池(EN-EL1)のほか、市販のリチウム電池(2CR5/DL245)、オプションのACアダプターが利用できる。連続撮影時間は約110分(液晶ディスプレー使用時)。本体はマグネシウム合金製で、マットブラック塗装が施されている。本体サイズは幅108×奥行き69×高さ73mm、重量は約320g。レンズキャップ、ストラップ、CFカード(16MB)、リチウムイオン充電池(EN-EL1)、バッテリーチャージャー(MH-53)、USBケーブル(UC-E1)、オーディオビデオケーブル、アプリケーションソフト『Nikon View』が付属する。『Nikon View』の対応OSは、Windows XP/2000 Professional/Me/98 SE/98、Mac OS 9.0~9.2、Mac OS X 10.1.2~10.2。

オプションとして、0.2倍のフィッシュアイコンバーター『FX-E9』(価格は4万5000円、発売日未定)、0.8倍のワイドコンバーター『WC-E80』(2万5000円)、1.5倍のテレコンバーター『TC-E15ED』(2万5000円)、スライドコピーアダプター『ES-E28』を用意する。6月28日に発売予定のレンズフード『HN-CP10』(3000円)を装着すれば77mm径のフィルターを利用できるという。

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