SAPジャパン(株)は20日、単一データベース上で複数のシステム構築を可能とするデータベース統合技術“MCOD(Multiple Components in One Database)”の提供を中堅企業向けに開始すると発表した。
同技術の導入により、同社が提供している複数のアプリケーションを、ひとつのデータベースシステムにおいて運用可能になるという。これにより、複数のサーバーやデータベース導入が不要となり、高い保守性と運用性を備えた統合基幹システムの構築が可能になるという。
2月に発表した中堅企業向け導入プログラム“mySAP All-in-One”が、同社のアプリケーションの導入時におけるTCO削減プログラムであったのに対して、今回発表した“MCOD”は、導入後の保守・運用を含めたTCO削減を可能とするものとして位置付けられている。