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KDDI、地上波デジタル放送の携帯端末向けデータ放送と携帯電話に対応した携帯端末を試作

2003年05月19日 20時40分更新

文● 編集部

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ケイディーディーアイ(株)と(株)KDDI研究所は19日、地上デジタル放送の携帯端末向けデータ放送と、携帯電話を組み合わせた通信・放送連携サービスを検証するための携帯端末を、NHK放送技術研究所と共同で試作したと発表した。開発した端末は、地上デジタル放送の携帯端末向けサービスと、携帯電話のインターネット機能を組み合わせたサービスを、実際に近い環境で検証するためのもので、地上デジタル放送のコンテンツと通信によるコンテンツを携帯画面上に同時表示する機能や、放送コンテンツからインターネットへの接続機能などを携帯情報端末(PDA)サイズのボックスユニットとして実装されている。

この端末と、KDDI研究所が開発した通信サービスに利用するサーバーを利用して、放送番組に連動した通信サービスや、番組を補完する情報提供を通信経由で行なうサービスなどのテストが行なえるとしており、今後の新しいサービスの検証にも利用できるという。
同社は今後、NHK放送技術研究所と協力してフィールド実験を実施し、各種の連携サービスの検証と、技術要件の明確化と解決を進めるとしている。なお、開発した携帯端末は、22日から25日まで開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で展示するとしている。

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