このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ソニー、“バイオ”デスクトップシリーズの夏モデルを発表

2003年05月15日 20時13分更新

文● 編集部 内田泰仁

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ソニー(株)は14日、デスクトップパソコン“バイオ”シリーズの新製品として、“バイオRZ”“バイオHS”“バイオW”の3シリーズを発表した。

“バイオRZ”『PCV-RZ72P』

マイクロタワー型筐体を採用する“バイオRZ”は、最上位モデル『PCV-RZ72P』『PCV-RZ72PL7』、ミッドレンジモデル『PCV-RZ62』『PCV-RZ62L7』、エントリーモデル『PCV-RZ52』『PCV-RZ52L7』の3モデル/6ラインナップ。各モデルの型番末尾が“L7”の製品は、17インチTFT液晶ディスプレー(表示解像度1280×1024/表示色数1677万色)が付属モデルを示す。全モデルがDVD±RWドライブとハードウェアMPEG-2エンコーダー&テレビチューナーボード“Giga Pocket Engine DX”を搭載し、『PCV-RZ72P』には映像編集に便利なジョグコントローラーが添付されなど、映像制作に向けた機能を集約した製品だ。内蔵のDVD±RWドライブのスペックは、DVD+R書き込み4倍速、DVD+RW書き換え2.4倍速、DVD-R書き込み4倍速、DVD-RW書き換え2倍速、CD-R書き込み16倍速、CD-RW書き換え10倍速、DVD-ROM読み出し8倍速、CD-ROM読み出し32倍速。“Giga Pocket Engine DX”は、MPEGエンコードとテレビチューナー機能のほか、3次元Y/C分離フィルター、ゴーストリダクション、DV-アナログ変換(『PCV-RZ72P』および『PCV-RZ62』のみ)といった機能を持つ。

お詫びと訂正:記事公開当初、ジョグコントローラーが全モデルに付属すると表記されておりましたが、正しくは現在掲載しているとおり、『PCV-RZ72P』のみに付属となっております。ここに訂正し、お詫び申し上げます。(5月15日)

プレインストールソフトとしては、ワンクリックキャプチャーや、MicroMVにも対応したキャプチャー機能、“Giga Pocket”アプリケーションやDVDライティングソフト『Click to DVD』などの他ソフトとの連携が可能なDV編集ソフト『DVgate Plus 1.0』、動画編集ソフト『Adobe Premiere 6.5 日本語版』(『PCV-RZ72P』のみ)または『Adobe Premiere 6 LE 日本語版』(『PCV-RZ62』および『PCV-RZ52』)、3次元特殊効果が追加され、Premiere上でMicroMVファイルが扱えるようになるPremiere用プラグイン『VAIO Edit Componets Ver.3.0』、“Giga Pocket”で録画した映像を直接エンコード可能なMPEGエンコーダーソフト『TMPGEnc DVD Source Creator for VAIO Ver.1.5』などといった、ハイエンドユーザー向けの映像制作関係のソフトが用意されている。

ハードウェアスペックだが、CPUは『PCV-RZ72P』が“ハイパー・スレッディング・テクノロジ”対応のPentium 4-3GHzを搭載していることが発表されたが、他の2モデルについては14日発表時点では未公表で、チップセットに関しては全モデルが未公表となっている。ビデオチップは『PCV-RZ72P』および『PCV-RZ62』がGeForce FX 5600(ビデオメモリー128MB)、『PCV-RZ62』がGeForce4 MX 440(ビデオメモリー64MB)。搭載メモリー容量は、『PCV-RZ72P』が1GB、『PCV-RZ62』と『PCV-RZ62』が512MB。HDDは、『PCV-RZ72P』が200GB、『PCV-RZ62』が160GB、『PCV-RZ62』が120GBを搭載する(いずれもUltra ATA/100接続)。インターフェース類は、PS/2×2、USB 2.0×8、i.LINK(IEEE 1394)×2、パラレルポート、ビデオ入出力、オーディオ入出力、光オーディオ出力、PCカードスロット(TypeII×1)、メモリースティックスロット×1、PCIスロット×3(空きスロット1)、AGP×1(空きスロット0)。通信機能としては、10/100/1000BASE-TのLAN機能とV.90対応の56kbpsモデムを備える。また、全モデルがFDDを装備し、『PCV-RZ72P』のみはDVD±RWドライブのほかにDVD±R/RWメディアの読み出しに対応したDVD-ROMドライブ(DVD-ROM読み出し16倍速、CD-ROM読み出し40倍速)も搭載する。OSは『PCV-RZ72P』がWindows XP Professional SP1で、そのほかのモデルはWindows XP Home Edition SP1。

価格はすべてオープンプライスで、編集部による予想実売価格は、『PCV-RZ72P』が37万円前後、『PCV-RZ72PL7』が43万円前後、『PCV-RZ62』が28万円前後、『PCV-RZ62L7』が34万円前後、『PCV-RZ52』が20万円前後、『PCV-RZ52L7』26万円前後。出荷予定日は5月24日。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン