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LPICレベル1試験に世界初となる全盲の日本人エンジニアが合格

2003年05月12日 20時59分更新

文● 編集部

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特定非営利活動法人エル ピー アイ ジャパン(以下、LPIJ)は、2003年3月27日付けで全盲のエンジニアがLPICレベル1に合格していたと発表した。合格したのはNECソフト(株)に勤務するエンジニアだという。

試験はVUEのテストセンターで、NECソフトですでにLPICレベル1に合格しているエンジニアが試験問題を朗読して行なわれた。回答方法についても、通常はマウス操作で回答するものを、今回は特別にキーボードを利用した回答を認め、試験を公正に行なうため、LPIJからも立会人を用意したという。このケースでは、試験問題の朗読はボランティアで行なわれたため、受験費用は通常と変わらなかったという。何らかのサポートが必要な場合にはLPIJが人員を用意することもできるが、その際には別途費用が発生する可能性もあるそうだ。

LPIJでは、今後もさまざまな受験者に対応した配慮を行ない、テストセンターや試験配信会社と協力して、受験者に最適な環境を提供できるようにしてゆくという。

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