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京セラ、携帯電話『REVOLVER A5305K』のCMに中村獅童を起用――「赤い色が美しいと感じました」

2003年05月07日 23時20分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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京セラ(株)は7日、同社が製造するauブランドの携帯電話『REVOLVER(リボルバー) A5305K』の宣伝に、歌舞伎俳優の中村獅童(なかむら・しどう)さんを起用すると発表した。中村さんは1972年生まれの30歳。歌舞伎界の萬屋一門に生まれ、現在は歌舞伎のほか、TVドラマ、映画などでも活躍する。

中村獅童さん 中村獅童さん
中村獅童さんは、『A5305K』のポスターの撮影で使った着物で登場した赤地に金色の模様が施された着物はなんと“グッチ”。その上に羽織った深紅の上衣は、『A5305K』宣伝用のオリジナルという

『A5305K』は、auブランドの第3世代携帯電話サービス“CDMA2000 1x”に対応した携帯電話。約2.1インチの液晶ディスプレーが常に見えている“フロントディスプレー”スタイルを採用する。筐体は、フロントディスプレー部と数字キー部で構成され、一見普通の折りたたみ式携帯電話のようだが、折りたたみ式のように開かない。フロントディスプレー部を180度回転させると、数字キーが現れる構造になっている。

京セラは、この回転するデザインを“REVOLVER”と名付けている。“REVOLVER”デザインは、「携帯電話でメールやウェブなどを利用するには、一目でわかる位置にディスプレーを設けるのが理想的」という視点から生まれたのだという。同社は、“REVOLVER”という言葉を液晶回転式携帯電話の代名詞にしたいと意気込んでいる。

今回、『A5305K』のCMキャラクターに中村さんを起用した理由について京セラは、「新しい価値観を素直に表現し、格好良さをさりげなく訴求できる」(通信機器統括営業部マーケティング部の木村一氏)とした。

中村さんは記者会見に、赤地に金色の模様が施された“グッチ”の着物の上に、深紅の上衣を羽織った姿で登場した。『A5305K』を最初に手にした時の感想について中村さんは、「子供の時から赤い色が大好きで、『A5305K』は鮮やかな赤(※1)が目を引きました。他の携帯電話で鮮やかな赤の色はあまり見にしたことがなかったのですが、赤い色が斬新で、美しいと感じました。また、京セラの方からデザイン1つ1つに意味があって、必然性があるという話を聞いて感心しました」と語った。ちなみに、携帯電話での電子メールはあまり使わないほうで、着メロは「音楽ではない普通のもの」という。

※1 本体カラーは、フォーミュラレッド/チタニウムゴールド/スーパーホワイトの3色

A5305K A5305K A5305K
閉じた状態でも、着信・通話が可能。また、本体側面の“シャトルキー”の操作によって、発着信履歴やアドレス帳に登録した相手に発信することも可能約90度回転させた状態。液晶ディスプレーの天地は、回転の途中で切り替わる180度回転させた状態。ちなみに“REVOLVER”は、Revolve(回転する)から派生した英単語
A5305K k05.jpg
背面に有効33万画素のCMOSカメラを搭載する閉じた状態で、液晶ディスプレーをファインダーとして撮影することも可能。液晶ディスプレーのサイズは、約2.1インチ(132×176ドット、26万色表示)

なお、『A5305K』の発売は5月中旬以降の予定で、価格はオープンプライス(編集部による推定店頭価格は2万円前後)。5月上旬より中村さんを起用したテレビCMが放映されるほか、5月下旬より駅張りポスターが関東・関西地区を中心に掲出される。

TVCMの1コマ
TVCMの1コマ。CMは“登場編”、“実感編(デジカメスタイル)”、“実感編(メール)”の3パターン。TVCMの台本はごく簡単なもので、「監督から中村獅童本人の言葉でささやくように自由にやってほしいと言われました(中村さん)」という


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