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ソニー、夜間撮影にも対応した510万画素デジタルカメラ『DSC-V1』を発売

2003年04月30日 15時01分更新

文● 編集部 栗山博行

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ソニーマーケティング(株)は30日、暗所撮影機能“ナイトショット”などを装備したハイアマチュア向けのデジタルカメラ『DSC-F717』と、コンパクトデジタルカメラ“サイバーショットP”シリーズとの中間に位置する製品として、有効510万画素CCDと光学4倍ズームのカールツァイス“バリオゾナー”レンズを搭載したデジタルカメラ『DSC-V1』を、5月下旬に発売すると発表した。希望小売価格は10万円。

DSC-V1
『DSC-V1』

DSC-V1は、400万画素デジタルカメラ『DSC-S85』の後継に当たる製品だが、大幅な性能向上により、新たにSシリーズとしてリリースされた。ターゲットとするユーザーは、普及モデルのデジタルカメラでは物足りないが、一眼レフデジタルカメラなどには手を出しにくい中級者。中級ユーザーのスキルを向上させ、ハイエンドモデルへのステップとなる製品として開発したという。

主な仕様は、1/1.8インチの有効510万画素“Super HAD CCD”(総画素数530万画素)、非球面レンズ2枚を含む7群8枚構成の光学4倍ズームレンズ、14bitのA/Dコンバーター、モニター用の12.3万画素1.5インチTFT液晶ディスプレー、光学式ファインダーなど。ズームレンズは焦点距離f=7~28mm(35mmフィルム換算で34~136mm相当)、F値は2.8~4.0。

記録解像度は、静止画が最大で2592×1944ドット、動画が最大で640×480ドット。記録フォーマットは、静止画がTIFF/JPEG/GIFに、動画がMPEG-1に対応する。記録媒体はメモリースティックを採用し、同梱の32MBカードを利用した場合、最大解像度ならTIFF/JPEGで6枚の記録が可能。インターフェースはUSB 2.0(Hi-Speedモード)、映像音声出力端子。本体サイズは幅99.5×奥行き56.8×高さ65.2mm、重量は270g(本体のみ)。インフォリチウムCバッテリー『NP-FC11』が付属する。

DSC-S85と比較すると、

  • 暗所撮影機能“ナイトショット”
  • 暗い場所でもピント合わせを行なえる“ナイトフレーミング”
  • ピントを通常の1/4に絞り込む“スポットAF機能”
  • 被写体に対してレーザー光を照射することで、精度の高いフォーカシングを実現する“ホログラフィックAF”(従来は赤外線を利用)
  • シャッターの半押し中も被写体へのピント合わせを続ける“コンティニュアスAF”

などの機能が追加されている。起動時間は約3.0秒、シャッターラグは約0.4秒、撮影間隔は約1.5秒(同社調べ)。また、右手だけで操作が行なえるように、ジョグダイアルやボタンなどを右側に集約したという。

ワイド端で利用する0.7倍コンバージョンレンズ『VCL-DEH07V』、テレ端で利用する1.7倍コンバージョンレンズ『VCL-DEH17V』、革製キャリングケース『LCS-VHA』、ソフトキャリングケース『LCS-VHB』などのオプションも同時に発表した。発売は4製品ともに5月下旬。価格は、VCL-DEH07V、VCL-DEH17Vが1万5000円、LCS-VHAが5500円、LCS-VHBが3400円。

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