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素材は全てダンボール!!PCケース「段ボールPCBOX」が販売開始!!

2003年04月23日 21時57分更新

文● 増田

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「段ボールPCBOX」
「段ボールPCBOX」

 昨年“球形PC”として発表され話題となった株式会社ルーポとジオン共同開発の「Artemis」だが、今度はなんと素材が全てダンボールというPCケース「段ボールPCBOX」を発売した。今回の製品はオリジナルダンボール製品の製造や販売を手がけるBOXMASTERとの共同開発製品のようだ。



普通のダンボールと比較 本体内部
ためしにIntel製CPUを納品する際によく使用されるダンボール(左)と比較してみた本体内の各部接合部などは一部を除きはめ込み式になっており、接着剤などは一切使用していないという懲りようだ

 段ボールPCBOXは写真を見てもらえばわかるように素材は全てダンボール。ためしに梱包用の段ボール箱(左写真)と比較してみたが、段ボールPCBOXはPCケース用として使用するため穴が開けられているものの、素材としては梱包用の段ボール箱そのもの。同社サイトによれば「できるだけ自然に負担の少ない素材をパソコンに使いたいという考えからこの段ボールPCボックスをBOXMASTERと共同で開発しました」。またそういった開発コンセプトのため本体内の各部接合部などは一部を除きはめ込み式になっており、接着剤などは一切使用していないという懲りようだ。



背面 スリムタイプの光学ドライブ
バックパネルの形状はVIA製Mini-ITXマザーボード「EPIA-Mシリーズ」用になっているスリムタイプの光学ドライブを搭載可能
HDD 電源はケース下部に配置
HDDは2.5インチサイズのものを1基搭載可能電源はケース下部に配置するようになっている

 さて段ボールPCBOXの仕様だが、サイズは188(W)×211(D)×375(H)mmで搭載可能なマザーボードはMini-ITX仕様の製品となる。ちなみにバックパネルの形状はVIA製Mini-ITXマザーボード「EPIA-Mシリーズ」用になっている。各ドライブベイはスリムタイプの光学ドライブ×1、3.5インチ×1となりHDDは2.5インチサイズのものを1基搭載可能だ。電源はケース下部に配置するようになっているほかフロントとリアに各1個8cm角ファンを装着可能となっている。素材がダンボールなので重量はわずか480gだ。



オーダーメイド可能
+500円で英数字6文字までの切り抜きをオーダーメイド可能だ

 現在コムサテライト3号店に展示中で同店では受注販売ということ。価格は組み立て済みの完成版が1万3800円、組み立てキットが9800円となっている。なお同社によると「この製品は段ボール箱としての販売となります。 申し訳ありませんがPCケースとしてのご使用は自己責任の上でお願い致します」とのことで使用の際は火や水その他取扱いには十分注意したほうがよさそうだ。



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