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日立、20インチ液晶TVとコンパクトデスクトップをセットにした“PriusDeck 770Fシリーズ”3製品を発表

2003年05月22日 13時09分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)日立製作所は22日、CPUにHT(ハイパースレッディング)対応Pentium 4を搭載し、パソコン対応の20インチワイド液晶TV“液晶Wooo”をセットにした限定生産の最上位機種『PriusDeck 770F20TVP』、17インチSXGA表示の“スーパーピュアカラー”液晶ディスプレーをセットにした『同 770F5SVP』、17インチワイド“アドバンスドスーパーピュアカラー”液晶ディスプレーをセットにした『同 770F7AVP』の3機種を発表した。価格はすべてオープンプライスで、編集部よる予想実売価格は770F20TVPが約42万円、770F5SVPは約28万円、770F7AVPが約33万円。発売予定日は24日(770F7AVPのみ6月14日)。

“液晶Wooo”とのコラボレーションによる
限定生産の最上位機種

『770F20TVP』
PriusDeckシリーズの最上位機種『770F20TVP』

『770F20TVP』は、アナログRGB入力端子を備え、1280×768ドット表示が可能な20インチのワイド液晶TV“液晶Wooo”と、FSB800MHzのHT対応Pentium 4-2.80CGHzを搭載した省スペースデスクトップパソコンをセットにした“PriusDeck 770Fシリーズ”の最上位機種。液晶Woooは、2002年10月17日に発表された『W20-LC3000』と同一機種(カラーリングなどをパソコン本体に合わせているため、型番は異なる)で、上下左右170度の広い視野角と約450cd/m2の高輝度が特徴のアドバンスドスーパーピュアカラー液晶パネルを採用。コンポジットビデオ入力端子3系統、S-VIDEO入力端子2系統、コンポーネント入力端子(D4対応)1系統を備える。動きのあるシーンで映像のにじみを抑える“黒挿入技術”や、中間階調の応答速度を高めて残像感を減らす“オーバードライブ回路”といった“スーパーインパルス表示技術”、および映像の種類に応じてデジタル映像処理を最適化する“DIPP(デジタル・イメージ・ピクセル・プロセッサー)”を搭載する。

通信機能は10/100BASE-TX対応Ethernetと56kbps(V.90対応)のファクスモデムを内蔵。インターフェースは、USB 2.0×6(前面2/背面4)、i.LINK×1、ビデオ入出力(S-VIDEO入力×1/S-VIDEO出力×1)、オーディオ入出力。拡張スロットは、PCI×2(長さ190mmと138mm)、CardBus対応のPCカードスロットTypeII×2(TypeIII×1)、およびSDメモリーカードスロットとメモリーカードスロットを内蔵。液晶ディスプレーとパソコン本体にそれぞれTVチューナーを搭載し、パソコン本体のTVチューナーは新たに高画質化のための3次元Y/C分離回路とゴーストリデューサーを搭載した。“液晶Wooo”を操作するリモコンのほか、パソコン本体のTV機能を操作するリモコン(受光部はUSB接続)で合計2つのリモコンを添付している。また、本体前面には5列3行のLEDによるイルミネーションパネルが用意され、起動時やHDDアクセス、光ドライブアクセス、スタンバイで異なる4パターンのイルミネーションが点灯するという。

本体サイズと重量は、幅105×奥行き364×高さ372mm(縦置き時)/約8.5kg。ディスプレーのサイズと重量は、幅624×奥行き214.3×高さ398mm/約8kg。プレインストールOSはWindows XP Home Edition SP1、プレインストールソフトはOffice XP Personal、マルチコンテンツビューワー『Prius Navistation2』、DVD作成ソフト『WinDVD Creator for HITACHI』、CD/DVDライティングソフト『Drag'n Drop CD+DVD』、など(プレインストールOSとソフトは3機種共通)。

SXGA液晶ディスプレーがセットになった
長時間録画対応モデル

『770F7SVP』
長時間録画対応モデル『770F7SVP』

『770F7SVP』は、1280×1024ドット表示(アスペクト比5:4)が可能な17インチのスーパーピュアカラー液晶ディスプレーと、HT対応Pentium 4-2.80CGHz(FSB800MHz)搭載の省スペースデスクトップパソコンをセットにした同シリーズの中位機種。液晶ディスプレーとパソコン本体はDVI-D(デジタルインターフェース)で接続し、視野角は上下左右とも170度、コントラスト比は400:1、最大輝度は200cd/m2

パソコン本体のスペックは、チップセットとメインメモリー、光メディアドライブ、ハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載TVチューナーカードなどは最上位機種770F20TVPと共通。HDDはシリーズ中最大容量の約240GBで、高画質モードで約55時間、長時間画質モードで約200時間の録画が可能。

通信機能は最上位機種と同一。インターフェースは、USB 2.0ポートが8つ(本体に6/液晶ディスプレーに2、1つ使用済み)あるほかは最上位機種と同じで、拡張スロットも同様。

本体サイズと重量は、幅105×奥行き364×高さ372mm(縦置き時)/約9.4kg。ディスプレーのサイズと重量は、幅399×奥行き198×高さ420mm/約6.8kg。

770Fシリーズ唯一、DVD MULTI&DVD-ROMの
ダブルドライブモデル

『770F7AVP』
シリーズ唯一のデュアルドライブ構成『770F7AVP』

『770F7AVP』は、1280×768ドット表示が可能な17インチワイドのアドバンスドスーパーピュアカラー液晶ディスプレーと、HT対応Pentium 4-2.40CGHz(FSB800MHz)搭載の省スペースデスクトップパソコンをセットにした同シリーズの最下位機種。液晶ディスプレーとパソコン本体はDVI-Dで接続し、視野角は上下左右とも170度、コントラスト比は400:1、最大輝度は約350cd/m2となっている。

パソコン本体のスペックは、チップセットとメインメモリー、ハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載TVチューナーカードなどは最上位機種770F20TVP/中位機種770F7SVPと同じ。光メディアドライブはDVD MULTIドライブとDVD-ROMドライブのダブルドライブ構成(770Fシリーズ中で唯一)。HDDは約160GBで、高画質モードで約35時間、長時間画質モードで約130時間の録画が可能。

通信機能は上位2機種と同一。インターフェースと拡張スロットは、中位機種と同じくUSB 2.0ポートが8つ(本体に6/液晶ディスプレーに2、1つ使用済み)あるほかは共通。

本体サイズと重量は、幅105×奥行き364×高さ372mm(縦置き時)/約9.3kg。ディスプレーのサイズと重量は、幅552×奥行き190×高さ387mm/約6.3kg。

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