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米IDT、IPsecエンジンを搭載した統合コミュニケーションプロセッサー『RC32365』を発表

2003年04月08日 22時27分更新

文● 編集部

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米Integrated Device Technology社(IDT)は8日、統合コミュニケーションプロセッサー“Interprise”シリーズの新製品として、IPsec(IP Security)機能を搭載した『RC32365 Interpriseアクセス・プロセッサ』を発表した。

RC32365『RC32365 Interpriseアクセス・プロセッサ』

『RC32365 Interpriseアクセス・プロセッサ』(RC32365)は、“オンチップ・セキュリティ・アクセラレーション・エンジン”を搭載し、DES(Data Encryption Standard)、3DES、AES(Advanced Encryption Standard)などのセキュリティー規格をサポートするのが特徴。最大150MHzで動作する32bitRISCのMIPSコアを搭載し、暗号アプリケーション向けの乱数ジェネレーター(RNG)、SDRAMメモリーコントローラー、MII(Media Independent Interfaces)インターフェースを持つ2系統のMAC、32bitPCIコントローラーと16bitPCMCIAインターフェースを内蔵する。VxWorksやLinuxなどの一般的な組込型OSをサポートしており、ユーザー独自のソフトとRC32365固有のハードウェアドライバーを統合するAPI“crypto API”を提供するほか、組込型LinuxOSをベースとする統合セキュリティーパッケージ『FreeS/WAN』(シェアウェア)も提供する。『RC32365』のパッケージは256ピBGA。すでにサンプル出荷を開始しており、量産供給は第3四半期に開始する予定。価格は1万個受注時の単価で17ドル(約2000円)。

同社では、ゲートウェイ、無線アクセスポイント、VPNシステムなどをターゲットに販売するとしている。

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