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ディスクレスのノート型ネット端末を実現可能な「Magic NC Plus for Notebook」が登場

2003年04月02日 22時26分更新

文● HINOMOTO

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ノート用
「Magic NC Plus for Notebook」

 ノート用IDEコネクタに接続するだけで、HDD無しでもインターネット端末としてPCが使用可能になるフラッシュメモリ基板「Magic NC Plus for Notebook」がCRAM WORKS発売された。同社からは既にデスクトップPC用の同等製品「Magic NC」が発売されているが、消費電力を抑えるということからも、今回発売された製品の方がそのメリットははるかに大きいだろう。



裏 パッケージ Magic NC
HDD無しでもインターネット端末としてPCが使用可能に使用方法は、HDDの代わりにフラッシュROM搭載基板をノートPCのIDEコネクタに挿すだけというシンプルなもの同社からは既にデスクトップPC用の同等製品「Magic NC」が発売されている

 使用方法は、HDDの代わりにフラッシュROM搭載基板をノートPCのIDEコネクタに挿すだけというシンプルなもの。主な使用は、OSにはLinux 2.4.20、X Window SystemにはXFree86を採用している。搭載するアプリケーションにはブラウザ、メーラ、ニュースリーダ用にMozillaを、その他にもXpdf(PDFビューア)/Kterm(日本語ターミナルエミュレータ)/Fvwm (ウィンドウマネージャ, アイコンマネージャ)などもインストールされている。Cannnaもイントールされているので日本語環境にも問題はないだろう。また、OpenSSH/rdesktop/telnet/ftpなども使用でき、基本的なネット環境が一通りそろうことになる。ディスクレスのノートPCは、その可動時間だけでもメリットは大きいのだが、どうしても心配になるのは記憶領域の大きさだろう。実際「Magic NC Plus for Notebook」に搭載されるフラッシュメモリの容量は64MB、内デフォルトでの空き容量は約32MBとなるので、用途にもよるが十分とは言えないだろう。しかし、そういった場合はUSBメモリなどを外部ストレージとして利用するなど、必要に応じて増設する方法も考えられる。価格はOVERTOPで1万3600円で販売中のほか既に発売されているデスクトップPC用の「Magic NC」は9524円となっている。

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