(株)ジュピターテレコムは24日、CATVシステムを利用したインターネット接続サービス“J-COM Broadband”において、下りが30Mbpsのトライアルサービスを開始すると発表した。東京都のサービスエリアの一部で5月に実施する。これにより同社は、高速インターネット接続サービスの商用化のための技術検証を行なう。
回線速度は、上り2Mbps、下り30Mbpsで、ベストエフォート方式によりサービスを提供する。センターの設備とケーブルモデムには“DOCSIS 2.0”仕様の機器を利用する。DOCSISは、“Data Over Cable Service Interface Specification”の略で、CATVを利用してデータ通信を行なうための技術仕様の規格。DOCSIS 2.0では、“S-CDMA (Synchronous Code Division Multiple Access)”と“A-TDMA(Advanced frequency agile Time Division Multiple Access)”の2種類の変調方式を採用し、通信速度や耐障害性を高めたのが特徴。
対象となるエリアは東京都練馬区の一部。モニター数は500世帯。