マイクロソフト、Windows Media 9と連携する『Microsoft Plus! Digital Media Edition』を発売
2003年03月20日 13時42分更新
マイクロソフト(株)は20日、Windowsの機能を拡張するユーティリティー集“Microsoft Plus!”の最新版として、Windows XP用の『Microsoft Plus! Digital Media Edition』を4月4日に発売すると発表した。価格は2800円。
『Microsoft Plus! Digital Media Edition』 |
『Microsoft Plus! Digital Media Edition』は、1月より提供が開始されている『Windows Media Player 9』を導入済みのWindows XPの機能を拡張するユーティリティー集。『Windows Media Player 9』と連携し、Windows XPの音楽、写真編集、ムービー作成などに新機能を追加する。
『Microsoft Plus! Digital Media Edition』に含まれるコンポーネントは、
- “Plus! パーティーモード”……Windows XPのデスクトップ全体に『Windows Media Player 9』のスキンを適用し、パソコンをジュークボックスのように使用する。初回限定パッケージには追加スキンが付属。
- “Plus! ダンサー”……デスクトップ上に音楽に合わせてリアルに踊る“ダンサー”を表示する。初回限定パッケージには日本語版オリジナルのダンサーが6人付属(パパイヤ鈴木氏プロデュース)。
- “Plus! アナログレコーダー”……レコードやカセットテープなど、外部のアナログオーディオ機器からの音声をデジタル(WMA形式)化するツール。トラック分割、ノイズ除去などの機能を持つ。最長録音時間はHDD容量の許す限り。
- “Plus! CDレーベルメーカー”……CDラベル、CDジャケット、ブックレット作成・印刷ツール。
- “Plus! 目覚まし時計”……『Windows Media Player 9』の“メディアライブラリ”に登録されている曲をアラームに設定して再生する。スリープタイマー、アラームの頻度(1回のみ/日/週/月/一定期間)なども細かく設定可能。
- “Plus! オーディオコンバーター”……MP3/WAV/WMA形式のオーディオファイルを一括してWMA形式に変換するユーティリティー。サブフォルダー内のファイルも検索して変換可能。
- “Plus! フォトストーリー”……デジタルカメラで撮影した画像などを選択して順番に並べ、キャプションやBGMをつけてデジタルアルバムにするユーティリティー。アルバムの保存形式はWMV(Windows Media Video)形式。
- “Plus! シンク&Go”……『Windows Media Player 9』に登録してある音楽ファイルやダウンロードしたニュースなどのコンテンツを、Pocket PCに転送して持ち歩くことを可能にするユーティリティー。
- “Plus! 特殊効果と切り替え効果”……無償配布中のムービー作成ソフト『Windows ムービーメーカー 2』用のエフェクト集。映像にかける特殊効果と、映像と映像のつなぎ目にかけるトランジションエフェクトを、計50種類収録。
- “Plus! スキンコレクション”……追加スキン集。
の10種類。
必要システムは、OSがWindows XP Home/Professional Edition、CPUが233MHzのプロセッサー(500MHz以上を推奨)、メモリーが64MB(128MB以上を推奨)、HDDは空き容量205MB以上、CD-ROMドライブが必須。『Microsoft Plus! Digital Media Edition』を利用するには、『Windows Media Player 9』が必須で、インストールするマシンに『Windows Media Player 9』が導入されていない場合は、自動的に『Windows Media Player 9』がインストールされる。
販売経路は通常のパッケージ販売に加え、マイクロソフトとしては初めて、ダウンロード販売(セットアップ用ファイルをユーザーがダウンロードし、プロダクトIDをオンラインで購入する形式)も行なう予定。マイクロソフトのダイレクト販売ではなく、既存のオンラインショッピングサイトでの販売を行なうという。発売時期は4月初旬、ダウンロード版の価格は2500円。