(株)プロ・テクトは17日、組み込み用のWindows XPである『Windows XP Embedded』を搭載したブロードバンド対応ネットワーク端末『NetClient(ネットクライアント)を4月1日に発売すると発表した。価格は問い合わせとなる。
 |
|---|
| 『NetClient』 |
『NetClient』は、(株)小松製作所と共同開発した製品で、OSとドライバーソフト、ウェブブラウザー(IE 6.0)を256MBのコンパクトフラッシュ(CF)メモリーに収録して実装し、ディスクレス＆ファンレスであるうえ操作にタッチパネルを利用できるのが特徴。CPUにはVIA C3-400MHz/800MHzを採用し、アナログ抵抗膜方式の15インチTFT液晶ディスプレー(1024×768ドット約26万色表示)を搭載する。コンパクトフラッシュスロットはユーザー領域向けに2スロットを装備しており、最大1024MBまで実装可能。インターフェースは、10/100BASE-TX、USB 1.1、RS-232C、PS/2を各2ポート、パラレルを1ポート装備する。日本語入力にはIME 2002を採用し、ソフトウェアキーボード(50音配列/テンキーボード/JIS配列キーボードの3種類)も利用できる。本体サイズは幅406×奥行き75×高さ340mm、重量は約6kg。OSにWindows XP Embeddedを採用したことにより、OSの機能やサービス、ドライバーから必要なコンポーネントを選択し、専用にカスタマイズして提供可能という。
同社では、既存の販路だけでなく、小松製作所と連携して新たなシステムインテグレーター(SIer)や商社と販売提携を結び、流通/公共/製造などの分野での導入を進める。初年度の売り上げ目標は約7億円。
