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「SunはUNIX知的財産権訴訟の影響を受けません」─米Sun MicrosystemsがSCOのIBM提訴を受けて発表

2003年03月09日 19時38分更新

文● 編集部

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米Sun Microsystems(以下、Sun)は、米The SCO Group(以下、SCO)が米IBMを提訴したことを受け、同社が開発、販売するSolarisおよびSun LinuxはSCOとのライセンスに関して問題がないことを確認したと発表した。

7日付けで発表された“SUN CONFIRMS INTELLECTUAL PROPERTY RIGHTS FOR ALL VERSIONS OF ITS UNIX OPERATING SYSTEMS”(Sunは自社のすべてのバージョンのUNIXオペレーティングシステムに関する知的財産権を確認している)と題したプレスリリースによると、SPARCおよびx86版Solaris、およびSun Linuxについて、先日発表されたSCOとIBMの法的な論争の観点から“it has absolutely no licensing issues with SCO today”(今日SCOとの間にライセンス上の問題は絶対にない)といい、これまでのライセンスによって、同社のOSに関連するUNIX知的財産権が認められているという。このプレスリリース中で、Sunは以下の3点について確認したと発表している。

  • 一連のライセンスの一部として、SunはUNIXの知的財産を利用した派生著作物を開発、出荷する権利を獲得していること
  • SPARCおよびx86版Solaris、セキュリティを強化したSolarisである『Trusted Solaris』、およびSun Linuxは、Sunの財産であるUNIXライセンスによって保護されていること
  • SolarisおよびSun Linuxは、UNIXシステムをベースとしたサービスを開発、提供している企業にとって安全な選択を意味すること

Sunはこれらのことから、Solarisが顧客にとってもっとも安全な選択であると主張している。

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