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今度はオリンパス!本格派USB顕微鏡「MIC-D」が発売に

2003年03月04日 21時36分更新

文● 水野

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パッケージ 本体

 オリンパス製のUSB接続顕微鏡「MIC-D」がアキバに出現した。これまで登場したUSB顕微鏡としては「Intel Play QX3」や「USBマイクロスコープM2」などがあるが、どちらかといえば“お手軽”さを前面に出した製品といえるもの。「MIC-D」はそれらとは異なり、学校や研究機関などで使用されている光学顕微鏡のUSB版とも言うべき本格的な製品だ。オリンパスのウェブサイトによれば発売は昨年6月となっているが、アキバでの店頭販売はこれが初。



USB接続です この中にレンズが
ベースにはこのとおりUSBポートがこの中にレンズを内蔵。下部に目盛りのある青い部分全体が倍率ダイヤルになっていいる
可動アーム 光を通さないものはこうやって光を当てます
照明アームは可動。光源は白色LED光を通さない標本はアームをこの位置に。穴を通して直接光を当てる。逆さまにしても動作に支障はないのでステージに乗らないものの観察も可能

 電源はUSBにより供給されるバスパワー方式。ベースは鋳造製でずっしりと重く(本体重量1.6kg)、その上に前後左右5mm、回転360度の可動式ステージが設けられている。アームで支えられベースの上に掲げられているのは一見対物レンズに見えるが、実は照明のLEDライト。ステージの上から光を当て、ベースの中に内蔵されたレンズで下から標本を撮影するという“倒立型”レイアウトとなっているのだ。
 照明のアームは回転式で、光を透過する標本の観察は真上から、透明な標本にコントラストを付けたい場合は斜め上から、光を通さない標本は下に回して直接……と、標本に応じて光の当て方を変更することが可能。



明るさ ピント
光源のON/OFF、明るさ調節ダイヤルピント調節ダイヤル

 撮影素子は31万画素の1/3インチCMOS。レンズ倍率は0.7倍~9倍となっているが、モニタ上での表示で換算して22倍~225倍相当とされている。観察および撮影は画像処理機能もそなえた同梱の専用ソフトで行い、対応解像度は640×480ドットと320×240ドット。動画の撮影も可能で対応フォーマットはAVIとMPEG1。1秒~60秒間隔の間欠撮影も可能となっている。店頭販売を開始したのはぷらっとホームで、価格は9万9800円となっている。



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