(株)インターネットイニシアティブは19日、ネットワークサービス・オペレーティングシステム“IIJ SMF(SEIL Management Framework)”を開発したと発表した。これは、構築/設定/運用/保守などのサービス全般をオンデマンド化するフレームワークで、“接続と機器を融合させた新しいネットワークサービスを提供したい”という研究プロジェクトで開発したもの。
従来型モデルとSMFソリューションモデル |
- 自律型サービスアダプター『SEIL(ザイル)』をケーブルに接続し、電源を差し込むだけでネットワークサービスを受けられる“プラグアンド・ジョイン”機能
- 中央管理サーバー『SUPサーバ(iSUP/uSUP)』で全機能を一元的に管理する“サービス・コントロール”機能
- ファイアーウォール機能、VPN機能、帯域制御/優先制御機能、運用管理機能/監視機能などを、必要に応じて提供する“サービス・オンデマンド”機能
の3つ。これより、機器の導入や設定変更、機能要求ごとに発生するネットワーク環境構築の手間を削減し、企業ネットワーク管理のTCO(Total Cost of Ownership)を大幅に低減できるという。
同社では、6月から“IIJ SMFソリューション”として一般企業向けのサービスを開始するほか、システムインテグレーター(SI)、ネットワーク事業者向けのライセンス販売も行なうとしており、高付加価値ネットワークサービスとして、海外への事業展開も図るとしている。