ハンコムリナックス(株)は、Linux用ワープロソフト『Hancom Word 6.0』のダウンロード販売を2月7日より開始した。
『Hancom Word 6.0』は、これまでWineベースだった『Hancom Word』と異なり、Qtベースのアプリケーションとなっている。これにより、これまでのバージョンと比べて高速に動作することが可能になった。実際、編集部でRed Hat Linux 8.0が稼働しているマシン(Celeron-700MHz、メモリ512MB、ハードディスク30GB)にインストールしてみたが、『Hancom Word 5.5』と比べると、起動、終了の処理やメニューの表示などで待たされることがなくなっている。
Qtベースになった『Hancom Word 6.0』 |
上から、『Hancom Word 6.0』、『Hancom Word 5.5』、『OpenOffice.org 1.0.1』のメニュー項目 |
『Hancom Word 6.0』には、『Hancom Word 6.0』本体とイラストやクリップアートなどの“追加イメージ”、フォント、アプリケーションランチャ『Hancom Shell』が含まれる。ダウンロードサイズはおよそ175MB。インストールには280MB以上のハードディスク空き容量が必要。そのほかの動作環境は以下のとおり。
- 対応ディストリビューション……Red Hat Linux 6.2/7.0/7.1/7.2/7.3/8.0、Vine Linux 2.1/2.5/2.6、Turbolinux 7/8、Laser5 Linux 7.1/7.2、Kondara MNU/Linux 2.0、Holon Linux 4.0、MIRACLE LINUX 2.0、Caldera OpenLinux 3.1.1
- CPU……Pentium以上(Pentium II以上推奨)
- メモリ……64MB以上
ダウンロード販売の価格は4500円。販売は(株)コンピュータウェーブ関連の販売サイトを通じて行なわれる。パッケージ販売の予定は現在のところないそうだ。