マクロメディア(株)は13日、オーサリングツール『Macromedia Director MX 日本語版』を3月11日に発売すると発表した。Macintosh版とWindows版が用意される。
オーサリングツール『Macromedia Director MX 日本語版』のパッケージ |
今バージョンよりMac OS Xをサポートし、Mac OS Xにネイティブ対応した“プロジェクタ”(独立再生形式ファイル)を制作できるようになった。また、既存製品の『Macromedia Flash MX』で作成したSWFファイルを読み込んで利用することが可能。Director MX上でFlash MXを起動し、SWFファイルを編集することも可能で、編集したファイルは自動的にDirector MXへ反映される。
『Macromedia Director MX 日本語版』のMacintosh版の画面。既存のMacromedia MX製品ファミリーと共通のインターフェースとなっている |
さらに、“Section 508”(米国リハビリテーション法第508条)などのアクセシビリティーガイドラインに準拠した障害者にとって使いやすいコンテンツを制作できるよう考慮されている。アルファベットおよび英文の音声読み上げ機能をコンテンツに付加できるほか、マウスを使わない音声やタブキーでのオブジェクト選択や、項目のハイライト表示なども設定できる。
こちらはWindows版の画面 |
対応OSは、Macintosh版がMac OS X 10.1以降、Windows版がWindows 98SE/2000/XP。価格は、標準版が16万8000円、教育機関や教職員/学生向けのエデュケーション版が8万4000円。また、Director 8.5 Shockwave StudioまたはDirector 8 Shockwave Studioからのアップグレード版が4万8000円。
なお同社は、本日13日から3月10日までの期間中にDirector 8.5 Shockwave Studioを購入したユーザーに対し、Director MXへの無償アップグレードを提供するという。また、Director MXの発売に伴い、Director 8 Shockwave Studioのテクニカルサポートを3月6日で終了するとしている。