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ペンタックス、レンズを2段に収納するコンパクトデジタルカメラ『Optio S』発表

2003年02月04日 22時10分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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ペンタックス(株)(旧社名:旭光学工業)は4日、レンズ群の一部を光軸上からずらして収納することで、厚さ20mmの本体に光学3倍ズームレンズを収納した有効320万(総334万)画素1/2.5インチCCD搭載のデジタルカメラ『ペンタックス オプティオS(Optio S)』を3月15日に発売すると発表し、都内で記者説明会を開催した。価格は6万5000円。

Optio S
『ペンタックス オプティオS』

オプティオSは、5群6枚(非球面レンズ2枚使用)“smc PENTAXズームレンズ”を採用し、このうち中央の3枚がカメラ内で上部に移動する“スライディング・レンズ・システム”により収納される。1月9日に『EXILIM ZOOM EX-Z3』を発表したカシオ計算機(株)との技術協力によって実現したもので、ペンタックスからカシオに同等の機構を備えた光学系を、カシオからペンタックスには高密度実装のLSIを相互に提供したという。なお、両者とも本体の設計・製造は独自に行なっており、本体サイズは幅83×奥行き20×高さ52mm/重さは98g(非装備時)または115g(装備時)と、オプティオSのほうがEXILIM ZOOM EX-Z3(幅87×奥行き22.9×高さ57mm/126g)よりも一回り小さく、軽量になっている。

スライディング・レンズ・システム
スライディング・レンズ・システム

記録媒体は、内蔵の11MBフラッシュメモリーのほか、SDカードスロット(MMC対応)を装備。記録解像度は最大2048×1536ドット。印刷時に色情報を最適化するExif PrintおよびPRINT Image Matching IIに対応。背面には1.6インチ8万4000画素の液晶ディスプレー(バックライト付き)を備える。320×240ドットで秒12フレームの音声付き動画撮影(Motion JPEG圧縮のAVI形式、最長30秒)、およびボイスレコーダー機能(最長約45分)も搭載する。マクロ撮影は最短6cm(スーパーマクロモード、マニュアルモード)。

上面 背面
本体上面。本体背面

インターフェースはUSB 1.1(USBストレージクラス対応)、ビデオ出力、外部電源を内蔵。バッテリーはリチウムイオンタイプで、撮影可能枚数は約160枚(同社調べ)。

浦野文男氏 鶴田昌隆氏 中野浩一氏
取締役社長の浦野文男氏上級執行役員 イメージングシステム事業本部長の鶴田昌隆氏イメージングシステム事業本部マーケティング部商品企画室長の中野浩一氏。手にあるタバコ箱の中からオプティオSを取り出して、サイズの小ささをアピールした

記者説明会には、取締役社長の浦野文男氏、上級執行役員 イメージングシステム事業本部長の鶴田昌隆氏、イメージングシステム事業本部マーケティング部商品企画室長の中野浩一氏が出席し、ペンタックスの2003年のデジタルカメラ事業に対する取り組みについて説明した。

まず浦野氏が、「昨年の社名変更と同時に“for your precious moments(貴重な、かけがえのない瞬間のために貢献したい)”というスローガンを掲げた。今年は成長発展の年と考えており、医療用機器、組み込み用光学系機器と、デジタルカメラなどのコンシューマー製品を3本柱と考えている。ペンタックスとしては、まだデジタルカメラの土俵に上がっていないが、全社の事業を総合して“デジカメの森”を築いていく。オプティオSはその中で大木になる」と新製品にかける意気込みを表わし、続いて鶴田氏は、「昨年のペンタックスのシェアは全体の2%にとどまったが、オプティオSを皮切りに年内に10機種を投入予定。2003年末にはシェア5%を目指す」と、具体的な目標を明らかにした。なお、同社ではスライディング・レンズ・システムについて30件の特許を出願しているとのこと。

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