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ヤマハ、手のひらサイズのMIDIプレーヤー『MDP-5』を発売――ウェブで先行モニター販売も

2003年01月30日 19時07分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は30日、MIDI音楽データを再生するミュージックデータ再生専用機として“モバイルデータプレーヤー”『MDP-5』を3月1日に発売すると発表した。価格は2万4800円。

『MDP-5』
『MDP-5』

『MDP-5』は、スマートメディアに記録したミュージックデータ(スタンダードMIDIファイル)を再生する手のひらサイズの再生専用機。MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データを利用するため、移調やテンポ変更、特定のパートを消去する“マイナスワン再生”などが簡単に行なえるのが特徴。鍵盤楽器の片手練習向けの“クイックマイナスワン”や、さまざまな楽器のカラオケ伴奏が行なえる“マニュアルマイナスワン”などのマイナスワン機能を搭載するほか、指定した範囲の繰り返し再生(リピート)が可能。管/弦/打楽器の練習に利用できる、チューニング(415.2Hz~466.2Hz)、移調(トランスポーズ)、基準音出力(A2~A4)、メトロノーム/リズムマシン、カウントイン機能なども搭載する。

音源はAWMで、音色数は494音色+10ドラムキット+2SFXキット。フォーマットは、シーケンスがSMF(スタンダードMIDIファイル)フォーマット0、音色配列がGMシステムレベル1/2、XG、GS。インターフェースはMIDI IN、LINE IN、MIC IN、USBなど。本体サイズは幅168×奥行き137×高さ50mm、重量は350g。16文字×2の液晶ディスプレーを搭載する。電源は、単3形乾電池×4本、または付属のACアダプター。USB-MIDIドライバーソフトの対応OSはWindows XP/2000/Me/98 SE/98、Mac OS 9.2以上(Mac OS Xは未対応)。

MIDIデータは、インターネットからのダウンロードや、ヤマハの楽器店の店頭に設置されているミュージックデータの販売システム“Muma(ミューマ)”を利用して、スマートメディアに記録できる。付属の8MBのスマートメディアでは約70~80曲程度の楽曲を保存できるという。

同社では、楽器練習/アンサンブル/バンド練習/カラオケなどでの利用を見込んでいる。

なお、同社では、2月1日から28日まで、インターネット上で先行モニター販売を実施する。モニター価格は2万1000円で、販売台数は100台。モニター特典として、インターネットダウンロード用マネーカード(プリペイドカード)がプレゼントされる(2100ポイント:200円のデータで10曲分)。ミュージック・イー・ネット(株)のサイト“MUSIC E-NET” で販売する。

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