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オリンパス、生活防水機能を搭載したメタルボディーデジカメ『μ-10 DIGITAL』を発売

2003年01月28日 11時03分更新

文● 編集部 栗山博行

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オリンパス光学工業(株)は28日、生活防水機能を搭載したメタル外装の320万画素デジタルカメラ『μ-10 DIGITAL(ミュー テン デジタル)』を2月下旬から販売すると発表した。希望小売り価格は5万円。

『μ-10 DIGITAL』

μ-10 DIGITALは、同社の試験によるとJIS保護等級4級相当(※1)の“生活防水機能”を実現したデジタルカメラ。メタル外装部とカメラ機能部の間に、プラスチックの構造体をはさむことで防水性能を高め、同時に特殊コーティングを施したラバー素材により、部品間のすきまを密閉することで防水を実現している。

※1 JIS保護等級4級は“防沫型”とされ、暴風雨、あるいはいかなる方向からの水飛沫を受けても有害な影響がないことが要求される。

主な仕様は、1/2.5インチの有効320万画素CCD、非球面レンズを3枚採用した3群5枚構成の沈胴式光学3倍ズームレンズ(焦点距離5.8~17.4mm:35mmフィルムカメラ換算時35~105mm、F値3.1~5.2)、光学式ファインダーとモニター用の13万画素表示1.5インチTFTカラー液晶ディスプレーなど。デジタル4倍ズームに対応し、最大12倍ズームでの撮影が可能となっている。インターフェースはUSB 1.1(対応OSは、Windows XP/Me/98/98 SE/2000、Mac OS 9.0~9.2/Mac OS X)、ビデオ出力(NTSC/PAL)。本体サイズは幅99×奥行き33.5×高さ56mm、重量は165g(電池、カード含まず)。リチウムイオンバッテリー『LI-10B』を使った標準の撮影枚数は約150枚。

合焦範囲は通常撮影時が50cm~∞、マクロ撮影時が20cm~∞。静止画記録はDCF準拠JPEG/Exif2.2形式で、2048×1536/1600×1200/1280×960/1024×768/640×480ドット。撮影者の意図に沿った印刷結果を実現する印刷テクノロジー“PRINT Image Matching II”にも対応する。動画記録はQuickTime Motion JPEG形式で、320×240/160×120ドットの音声なし録画を行なえる。記録媒体はxD-Picture Card。同梱16MBメディアを使用した撮影可能枚数は、2048×1536ドット、HQモード撮影時で約20枚。画像の左右を別々に撮影して合成画像を作成する“合成ツーショット”撮影や、パノラマ合成撮影にも対応する(パノラマは画像編集ソフト『CAMEDIA Master』を使い、パソコン上で合成)。

同社によると、“レリーズタイムラグ(シャッターを押してから撮影されるまでの時間)”を、フィルム式コンパクトカメラと同等の約0.4秒まで短縮したほか、電源を入れてから撮影可能となるまでの起動時間を約2秒と高速化することで、生活防水機能とあわせ、水辺、スキー場などで気軽に持ち歩いて撮影できるコンパクトデジタルカメラに仕上がったという。

オプション品として、カメラの撮影やズーム、再生などの操作を行なえる多機能リモコン『RM-1』、水深40mまでに対応した防水プロテクター『PT-16』などの発売も予定する。RM-1は同時発売で、希望小売価格は3000円。PT-16は3月下旬発売予定で、希望小売価格は2万円。

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