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“Nehemiah”コアを搭載した「C3-1.0AGHz」が登場間近!

2003年01月25日 20時28分更新

文● 増田

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サンプル
“Nehemiah”コアを搭載
全体
コア周辺に配置されたキャパシタは、“Ezra”コア搭載のC3-1.0AGHzよりかなり増えて いる
裏
裏面
裏
コア電圧が1.4Vとする文字が確認できる

 来月2月にもVIA製CPU「C3」シリーズに新たなモデルが加わることになりそうだ。“Nehemiah”コアを搭載した「C3-1.0AGHz」で、サンプル品によるとFSBが133MHzの7.5倍という表記が見える。

 代理店ユニティに入荷しているサンプル品を実際に見てみると、CPU本体にある133×7.5などという表記のほか、コアの周辺に配置されたキャパシタが“Ezra”コア搭載のC3-1.0AGHzより倍ほど増えているのがわかる。また裏面には、1.4Vという文字が確認できる。その他ユニティおよびVIAサイトからの情報によると、製造プロセスは0.13μ、64kb L2キャッシュ(同期)、SSE命令対応、パイプライン数が16、省電力設計(1GHz駆動時で10W)などの特徴があるようだ。また、CPUに組み込まれた乱数発生機能による“PadLock”というデータ暗号化エンジンを搭載するのも特徴のひとつ。さらにもう一つ気になるのが、同サイトに“Dual processing support in future”の表記が見えるということで、将来的に同CPUがDual Processor対応の製品になるということを示唆していると 考えられる。実現すれば、Socket370でのIntel互換CPUとしては初のDual Processor対応の製品ということになる。

 今のところ販売価格は未定だが、現在発売されている“Ezra”コア搭載のC3-1.0AGHzの実売価格が約5500円(バルク品)ということを考えると、高くても1万円はいかないと思われる。実際の性能の方は今のところ未知数だが、同社のチップセット“Apollo CLE266”と組み合わせることでかなりのパフォーマンスを発揮するとの記述もある。今後「C3」シリーズに新たなブームが到来する可能性もありそうだ。来月中旬の発売時の出荷量は、「あまり多くない(代理店ユニティ)」とのことでさらに、「VIAは、Mini-ITXマザーボードのEdenシリーズ1GHz版も用意しているようだ」とのことなので、こちらも発売が待たれる製品だ。なお、同CPUは現在OVERTOPで展示されていて、近日中にデモを予定しているとのこと。



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