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ケンウッド、パイオニア、シャープ、ソニーの4社が、インターネットからオーディオ機器への音楽配信で新会社

2003年01月23日 16時25分更新

文● 編集部

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(株)ケンウッド、パイオニア(株)、シャープ(株)、ソニー(株)の4社は23日、オーディオ機器などにインターネットから音楽を直接配信するサービスの事業を検討するための企画会社“エニーミュージック企画株式会社”(Any Music Planning Inc.)を設立することで合意したと発表した。音楽配信サービスの名称は“any music(エニーミュージック)”で、ブロードバンドネットワークに接続されたホームオーディオ機器に、直接、音楽を配信したり、そのほかの関連サービスを提供するための総合ネットワークサービスと共通プラットホームとなる。サービス開始は今年の秋の予定。

新会社の所在地は、東京都港区港南2丁目15番3号 品川インターシティで、設立は2月1日の予定。資本金は1億円。出資比率は4社が25%ずつの同率。代表取締役社長には、ソニーのネットワークアプリケーション&コンテンツサービスセクター Any Music事業準備室 統括部長の野口不二夫氏、取締役には、ケンウッドのホームエレクトロニクス事業部 事業部長の安藤正輝氏、パイオニアのホームエンタテインメントカンパニー AV事業統括部長の王丸克彦氏、シャープのAVシステム事業本部 オーディオ事業部 事業部長の岡田守行氏、ソニーのブロードバンドソリューションネットワークカンパニーホームオーディオカンパニー プレジデントの山本喜則氏が就任する。

“any music”では、著作権管理/配信技術に“OpenMG X”を採用し、ネットワークに接続された“any music”対応のホームオーディオ機器に楽曲を直接配信する。これにより、ホームオーディオ機器で、楽曲を試聴、購入できるようになるという。ダウンロードした楽曲は、Net MD対応機器やメモリースティック対応機器などの“OpenMG”対応のポータブル機器に転送することも可能。

エニーミュージック企画では、事業化の検討を含め、環境整備を進めるとしている。なお、現在“any music”に賛同している企業は、オーディオ機器メーカーが、オンキヨー(株)、(株)デノン、日本ビクター(株)、ヤマハ(株)の4社で、半導体メーカーが、NECエレクトロニクス(株)、(株)日立製作所(半導体グループ)、富士通(株)、三菱電機(株)の4社(五十音順)。

併せて、“any musicサービス検討会”を開始し、レーベル各社とサービス内容を共同で検討する。また、ケンウッド、パイオニア、シャープ、ソニーの4社は、賛同しているオーディオ機器メーカーと共に対応機器の仕様を策定し、サービス開始と同時期に製品の発売を目指す。将来的にはカーオーディオなどの車載対応機器への対応も検討するとしている。

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