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キヤノン、3Dモデル生成ソフト『3D Software Object Modeller』を発売

2003年01月20日 21時27分更新

文● 編集部

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キヤノン(株)は20日、デジタルカメラで撮影した画像から3Dグラフィックスモデル(立体画像モデル)を自動生成するソフトウェア『キヤノン 3D Software Object Modeller(スリーディー ソフトウェア オブジェクト モデラー)』を同日付けで発売すると発表した。価格は1ユーザーあたりのライセンスで30万円。

同ソフトは、同社の研究開発会社である英キヤノン・リサーチ・センター・ヨーロッパ(CRE)社が開発したもので、デジタルカメラで撮影した画像を、ソフトだけで3Dグラフィックスモデルとして自動生成する機能を持つという。実際には、まず、プリンターで専用計測マットを印刷し、その上に立体映像を生成したいオブジェクト(物体)を置き、デジタルカメラを利用して周囲から異なる角度で15枚程度の画像を撮影、パソコンに取り込む。これにより、ソフトが専用計測マットの目印を基にカメラとオブジェクトとの位置関係を割り出し、数分で3Dグラフィックスモデルを生成する。マスキング修正や、追加テクスチャーの貼り付けなどの編集機能も搭載する。また、生成された3Dグラフィックスモデルは、各種フォーマットで出力可能で、VRMLビューワーでさまざまな角度から見られるだけでなく、市販の3D編集ソフトを利用すればアニメーションも作成できる。

オブジェクトをデジタルカメラで撮影オブジェクトをデジタルカメラで撮影
ワイヤーフレームの生成ワイヤーフレームの生成
自動テクスチャーマッピングで3Dモデルが完成自動テクスチャーマッピングで3Dモデルが完成

対応機種は、PC/AT互換機で、Pentium III-733MHz以上を搭載したモデル(Pentium 4推奨)。ディスプレーは1024×768ドット以上の解像度が必要。対応OSは、Windows 2000(SP2以上)/XP Professionalの英語版/日本語版。

同社では、Eコマース/モバイルコマース、電子カタログなどの分野で利用されるように展開を図るとしている。

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