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Wrist PDA FX2001

Wrist PDA FX2001

2003年01月18日 01時15分更新

文● 松永 活也

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Wrist PDA FX2001

Fossil

145ドル(日本では未発売)

PC - PDA - 腕時計の子と孫の関係

赤外線通信
専用アプリも赤外線を通じてWrist PDAからPalmに転送。そのアプリを使って、スケジュールなら何月何日以降、アドレス帳ならパーソナル/ビジネスといった単位で移す。1100件のアドレス、800件のスケジュール、5000件のToDo、350件のメモを保存できる。ただし、最大データの転送だと5分程度かかる。
Wrist PDA
ASCII24「COMDEX Fall 2002レポート」の記事より、米Fossil社が発表したPalm OS 4.1動作の腕時計型PDA。写真をクリックすると当該記事に移動します。

 大きめのベゼルにはめ込まれた液晶に“見慣れた”アイコンが並んでいる!

 これで気にならないPalmユーザー、というよりもデジタル関係者はいるだろうか? PalmOS搭載のアプライアンスといえば、 米京セラ・ワイヤレスの「Kyocera 7135」があるが、腕時計という話は聞いたことがない。



Wrist PDA
Palm
Palmのアイコン(下)とWrist PDAのアイコン(上)だが、実はよく見比べると微妙に違っている。しかも、画面のレスポンスはPalmと異なり動作は軽快とはいえない(CR2032を2個使うがバッテリ駆動時間を優先してのことだろう)。とはいえ、Palmユーザーのために作られているわけで、赤外線の名刺交換はモチロンできる。アプリの画面も可愛い。

 この「Wrist PDA」なる腕時計(名前を直訳すれば腕装着型のPDAというべきか)、残念ながら、PalmOSが搭載されたわけではないが、Palmユーザーがターゲットという腕時計という点では新しい切り口の商品。

 さっそく、米国から取り寄せてみたのだが、日本人が日常的に使うにはちょっぴり大き過ぎる。腕時計型のデバイスといえば、IBMの「WatchPad」を連想するが、それよりも大きい。本体重量は、実測で90g程度だが、サイズは44×50×15mmもある。もっとも、魅力は見てのとおり、Palmユーザーには涙ものの画面デザインだろう。モノクロの丸型アイコンは、Palm機を“カラーにしてしまった”ユーザーには、本来のシンプルでピュアを良しとする“Palm心”を表現するアイテムかもしれない。

 発売元である米Fossilの日本代理店は「サポートの問題や日本語に未対応であることから、国内販売の予定なし」とのこと。



Fossil
FossilのWrist PDAには、実はもう1モデルある。Wrist PDA FX2001が、Palmユーザー向けなら、Wrist PDA FX2002は、Pocket PCユーザー向けの商品。Fossilのサイトでは、iPAQがあしらわれている。同サイトの直販価格は、どちらも、145ドル。
“Wrist PDA FX2001の主なスペック
製品名 Wrist PDA FX2001
CPU エプソン製8bitCPU
メモリ 190KB
内蔵アプリケーション Address、Date Book、To Do List、Memo Pad
本体サイズ 44(W)×50(D)×15(H)mm
重量 75g(バッテリ除く)

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