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システム・エンジニアリング・サービス、基幹業務システムと連携するWebポータル構築アプリケーションを発表

2003年01月10日 18時19分更新

文● 編集部

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システム・エンジニアリング・サービス(株)は、Webベースで基幹業務システムにアクセスすることを可能にする“基幹業務連携ポータル・アプリケーション”『BroadRanger』を発表した。

『BroadRanger』業務ポータルページ
『BroadRanger』業務ポータルページ。既存のメインフレーム上にある業務アプリケーションの名前をクリックするだけで端末エミュレータが起動し業務を開始できるというもの。ポータルページはカスタマイズ可能で、管理情報の提供だけでなく、ポートレットを組み込むこともできる。

『BroadRanger』は、既存のメインフレーム上にある業務アプリケーションにアクセスするためのWebポータルを提供するソフト。既存の業務システムと新しいWebベースのシステムを容易に統合することが可能になるという。ユーザーはWebポータルに表示されている業務名をクリックするだけでアプリケーションに接続できる。クライアントはInternet Explorer 5.01以降のWebブラウザと3270端末エミュレータが必要になる。

『BroadRanger』は、業務システムが稼働するホストマシンとWebポータルを提供するサーバマシンにそれぞれソフトウェアをインストールする必要がある。『BroadRanger』サーバ1台で1000クライアントまでサポートされる。管理インターフェイスはWebベースのものが用意され、業務の定義やユーザーごとに利用できる業務セットの定義などが可能だ。

『BroadRanger』管理ページ
『BroadRanger』管理ページ。

『BroadRanger』の動作環境は以下のとおり。

ホスト
対応OS……IBM OS/390 V2.4~2.10、z/OS V1.1
サーバ
対応OS……Solaris 8/9、z/Linux、Linux(カーネル 2.2.12以降、glibc 2.1.2-11以降、J2SE v1.3.1以降のシステム)
対応Webサーバ……iPlanet Web Server Enterprise Edition V6.0以降

対応ホストOSやサーバアプリケーションなどは今後さらに追加される予定。価格は1000クライアントまでサポートする標準版が300万円からで、1月中に出荷開始されるという。なお、同システムは2月5日より開催される“NET&COM 2003”に出展されデモが行なわれるそうだ。

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