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【2003年年頭挨拶ニュースリリース】沖電気工業(株)取締役社長篠塚勝正氏

2003年01月06日 22時23分更新

文● 編集部

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皆さん、明けましておめでとうございます。
2003年の年頭にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
2002年は、歴史に残るような大きな変化がありました。欧州単一通貨であるユーロが導入され、米国に匹敵する巨大経済圏が誕生し、世界経済の新しい枠組みを形づくる出来事がありました。日本におきましては、大手銀行の4大金融グループへの再編をはじめ、あらゆる業種において今までの枠組みを超えて合併や提携等がおこり、新たな時代の幕開けとなりました。

沖電気グループを取り巻く環境は、通信機器需要の世界的冷え込みが続き、情報化投資の需要も活発化せず、半導体の回復も弱く、まさに逆風の一年でありました。このような逆風の中、激変の中にこそ、大きなビジネスチャンスがあります。私たち沖電気グループでは、不透明で、不確実な事業環境だからこそ積極的に前進しようという認識のもと、昨年10月に市場環境変化に強い事業構造の完成と、成長期待分野への積極投資を柱とした「第3次構造改革」を発表いたしました。その基本的な考え方は、スピードと柔軟性の追求そして各カンパニー、関連企業、国内外パートナー企業等との「ネットワーク型カンパニー経営」の強化です。2002年度下期中に身を縮めるべきところは縮め、沖電気が得意とするIPネットワーク、ブロードバンドや金融ソリューション、システムLSIなどの重点分野に集中することで、来たる2003年度に「助走を加速」し、大きな飛翔に備えようと考えています。

私たちが目指すところは、どのような変化の時代にも「e社会」の実現へ向けて、「ネットワークソリューションの沖電気」として幅広く企業活動を行うことです。申し上げるまでもなく、ビジネスの原点は「今、お客様・市場が望んでいるもの、あるいは望むであろう商品を、素直にお届けすること」にあります。今後も、お客様にご満足いただける世界一流の商品・サービスを開発し続けること。そして、「安心」という、お客様にとって最も大切な「価値」をお届けし続けることが、お客様との信頼関係の基本です。

沖電気グループには、この上ない貴重な財産があります。厳しい事業環境の中で、明日を信じて必死に力を合わせ、ともに力強く前進していこうとするエネルギーとスキルに溢れた「社員の皆さん」です。グループ一丸となり、自信を持って、素直にお客様に「安心」をお届けしていけば、必ずや成功すると確信しております。「激しい変化の時代」である21世紀を、私たち一人ひとりが、今まで以上にのびのびと良い仕事をし、勇気とスピード感を持って、あらゆることに果敢にチャレンジしていきましょう。

最後になりましたが、2003年を必ずや実りのある年とすべく、皆さんの一層の奮起と活躍、そしてチャレンジをお願いするとともに、ご家族の皆様共々のご健康とご多幸を心から祈念して、私の年頭の挨拶とさせていただきます。

以上

(用字用語は原文のまま)

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