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デジタル記憶媒体を効率的に運用するために

【特別企画】ネットワーク時代のストレージ活用法!

2002年12月24日 09時53分更新

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ネットワークの拡大に従い、そこを行き交うデータも日々膨らみ続ける。膨大なデータをいかに活用するのか? ネットワークインフラが整った今、ストレージの高効率運用こそが次世代コンピューティングの最重要課題となる!

本特集の紹介製品


RDS-SDシリーズ テクサ
Super DLT tape I、LTO Ultrium 1 data Cartridge 富士写真フイルム
UDV-3030-UNIX ユニテックス
NAStorage 日鉄エレックス
CDS3-12RS/RF-12×250 コンピュータ ダイナミックス
Confidence ATAII NAS VTL ニューテック
Confidence ATAIIe DT ニューテック

コンピュータシステムの基本構成要素のうち、活用法についての革新が意外と進んでいないのが“ストレージ”すなわち外部記憶装置である。

たとえば、ハードディスク(HDD)について見てみよう。最近のパソコンでは、テレビやビデオカメラなど映像ソースのデータを記録することを考慮してか、60GB~120GB/ドライブといった比較的大容量のドライブを搭載するのが一般的になってきている。確かに、これら3.5インチHDDのドライブ当たりの容量は、およそ1年ごとに約1.5倍の上昇率で増え続けており、2002年なかばには、すでに1ドライブで250GBの容量を達成した製品もお目見えしている。近いうちに300GB/ドライブの製品も登場することだろう。

パソコンという言葉が一般に広がり、現在のコンピューティングの基盤が作られ始めたのが20年前。その後、企業や家庭内にパソコンが普及するようになったのが、今から10年前である。当時の標準的なパソコン環境に搭載されたHDDの容量が、30MB/ドライブ程度であったことを考えると、記録できるデータの容量は、実に1万倍にも増大したことになる。磁気で情報を記録する技術に変わりはないものの、記録密度は凄まじい勢いで高密度化が進んだのだ。

企業においても家庭においても、扱うデジタルデータ量は増大し続けている。現在の技術では大容量のストレージといえばHDDであり、その優位性は揺るがないのだが、ネットワークの普及によって大容量ストレージの状況は大きく変わろうとしている。増大する一方のデータを安全に格納し、かつ管理コストを低く抑えることが重要な課題となってくるからだ。

RDS-SDシリーズ

テクサ
価格:498,000円(RDS-SD100)~1,098,000円(RDS-SD800)
http://www.texa.co.jp/

RDS-SDシリーズ
RDS-SDシリーズ

1Uハイトのラックマウントに対応した超高速アクセス性能を誇るストレージ。内部は、揮発性の高速シリコンディスク(SD-RAM構成)と、シリコンディスクに記録されたデータを常時バックアップするHDDで構成される。シリコンディスク部分は現在の最高速HDDと比較して2倍~10倍以上のアクセス性能を達成、ランダムアクセス時の実効転送レートは150MB/秒(512KB/ブロック時)にもなる。なお、HDDは容量30GBのHDDをRAID-1(ミラーリング)によって冗長性を持たせており、バックアップ利用以外の領域(約22GB)は通常のHDDファイルサーバとしても利用できる。PCとの接続インターフェイスは、インターフェイスがボトルネックになるのを防ぐためUltra 160 SCSIを採用。シリコンディスク部の容量が1GBのRDS-SD100から、8GBの同SD800まで4モデルをラインアップする。

Super DLT tape I/LTO Ultrium 1 data Cartridge

富士写真フイルム
価格:オープンプライス
http://www.fujifilm.co.jp/cmedia/

FUJIFILM Super DLT tape I FUJIFILM LTO Ultrium 1 data Cartridg
FUJIFILM Super DLT tape IFUJIFILM LTO Ultrium 1 data Cartridg

従来のSDLT220ドライブに加えて、最大320GB(2:1圧縮時)の大容量記録が可能な最新ドライブSDLT320にも最適化したテープメディア「Super DLTtape I」と、Linear Tape-Open (LTO)規格に対応した最大200GB(2:1圧縮時)の「LTO Ultrium 1 DataCartridge」。どちらのテープメディアとも、富士写真フイルム独自の磁性体塗布技術「ATOMM」(超薄層塗布型メタルメディア)を用いて、画期的な高密度記録を実現するとともに、高い耐久性を実現している。日常のバックアップはもとより、大容量かつ重要データの保存にも最適なデジタル記録ストレージである。

UDV-3030-UNIX

ユニテックス
価格:398,000円から
http://www.unitex.co.jp/

UDV-3030-UNIX
UDV-3030-UNIX

ワークステーション対応の『記録用DVDドライブ』。ライトワンスのDVD-R/CD-Rと、リライタブルのDVD-RW/CD-RWメディアにデジタルデータを記録できる。ライトワンス特性を活かしてデータの改ざん防止目的での利用や、50年以上の長期保存に最適。ほかにも、配布用ディスクの作成、ビデオ映像の編集・保存などさまざまな用途に使える。ドライブ装置と、Solaris/HP-UX/AIXなどのUNIX、Linux、Windows対応のデバイスドライバ、各環境用のDVD-R/RWライティングソフト(UNIX版のOLX DVD-R、Windows用のPrimoDVD)ほかがセットになっている。DVD-Rへの2倍速/CD-Rへの8倍速書き込みに対応。インターフェイスはSCSI 2を装備する。

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