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【特別企画】クライアントもサーバもUPS導入を急げ!

2002年12月24日 09時54分更新

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不測の電源トラブルに備え、今やサーバはもちろんクライアントPCにさえもUPSを装備することは常識といってよいだろう。ここでは最新UPS選びのポイントを紹介しよう。

本特集の紹介製品


APC CS 350 APC Japan
APC CS 500 APC Japan
Symmetra RM APC Japan
Symmetra Power Array APC Japan
BU100XR2 オムロン
BU200XR2 オムロン

本格的なブロードバンド時代を迎え、企業の規模や業種を問わずITへの期待や依存度はますます高まっている。高速なネットワークやPCサーバの価格低下によってシステムを手軽に構築できるようになったことがこれらの普及を支えている。今や基幹システムにとどまらず、部門や営業拠点レベルでも24時間稼動するサーバを設置し、ファイルサーバをはじめデータベース、メール、WWW、グループウェアなどを業務の根幹に位置づけて運用することも珍しくなくなった。しかし、ここで気をつけたいのがセキュリティやデータ保護といったシステム信頼性の確保である。売上に直接貢献するシステムと違い、間接部門のシステムだと予算が厳しかったり、問題が発生したときの被害の想定が甘かったりなどの理由で、信頼性についての議論は後回しにされがちだ。しかし、いざ問題が発生すればシステムが復旧するまでの間、業務が滞るというリスクをはらんでいるのである。

UPSにおける給電方式の仕組みと特徴
給電方式仕組みと特徴
常時商用給電方式通常はコンセントからの電源をそのまま接続しているコンピュータ機器に出力し、停電時にバッテリ駆動に切り替える方式。バッテリ駆動時以外はUPS自体が消費する電力は小さく価格も安価だが、バッテリ駆動への切替時間が10ms(ミリ秒)程度と長く(一般的なコンピュータではこの程度の瞬断は問題ない)、サージなどの突発的な電圧変動には追従できない。
ライン・インタラクティブ方式基本的なしくみは常時商用給電方式と同じだが、入力と出力の間にオートトランスを配置して電圧の調整を行えるようにした方式。バッテリ駆動への切替時間は2~4msと常時商用給電方式よりも短い。また、通常運転中に入力電圧が変動した場合でも、出力電圧を10V単位などである程度補正可能。ただし、サージなどの突発的な変動には追従できない。
常時インバータ給電方式入力電流をいったん直流に変換し、バッテリに蓄積しながら交流に変換して出力する方式。常にインバータ回路が稼動しているため、UPS自体が消費する電力も大きいが、バッテリ駆動への切替は無瞬断で行われ、入力電圧とは無関係に出力電圧は常に一定している。

家庭、SOHO、小規模オフィスのコンピュータに最適なUSB接続の小型UPS

APC Japan
http://www.apc.co.jp/
APC CS 350 価格2万800円
APC CS 500 価格2万7800円

APC CS 350/APC CS 500
APC CS 350/APC CS 500

APC CS 350/APC CS 500
給電方式常時商用給電方式
最大出力容量350VA/210W(CS350)
最大出力容量500VA/300W(CS500)
バッテリー寿命1.2~2.5年
電源管理ソフトPowerChute Personal Edition
本体サイズ162(H)×92(W)×285(D)mm
対応OSWindows98/Me/XP、Mac OS X

ブロードバンドの普及により、家庭やSOHOでも常時接続で仕事環境を構築したり、自前のWWWサーバを構築したりしている例も少なくない。APCのCS 350/CS 500は、そうした小規模オフィスに最適なオールインワン小型UPSである。

バッテリバックアップコンセントの最大出力容量はそれぞれ350VA、500VA。常時商用運転方式を採用し、瞬低や停電から200Wでそれぞれ6分間、8分間のバックアップが可能だ。電源バックアップ以外にも、電話回線、ADSL、ネットワーク回線用のサージ保護ポートを背面に備え、通信回線から侵入するサージやスパイクから接続機器を保護する。またUSBに対応、付属のUSBケーブルでコンピュータと接続し、付属の専用電源管理ソフトウェア「PowerChute Personal Edition」による、電源障害時の安全なシャットダウンや監視などの各種制御が行える。一般オフィスのクライアントPC用途にも向く。

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