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ダイマジック、ステレオスピーカー/ヘッドフォン用仮想サラウンドシステム『REO』などを発売

2002年12月19日 18時15分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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(株)ダイマジックは19日、ドルビーデジタル方式の5.1chで収録された音源をステレオスピーカーやヘッドフォンで立体音響として再現する仮想サラウンドシステム『REO』と、REOの専用端子に接続して家庭用ゲーム機のコントローラーやディスプレーの前に設置する小型ステレオスピーカー『PEANUTS』の発表、ツタヤ店頭やPlaystation.com、Digicubeなどの通販サイトを通じて同日より販売を開始した。価格はオープンプライスで、編集部による予想実売価格はREO本体が1万6800円程度、PEANUTSは3000~4000円程度。

浜田晴夫氏 武市智行氏
ダイマジックの代表取締役 会長兼社長の浜田晴夫氏社外取締役で元(株)スクウェア 社長の武市智行氏

同日、都内で試聴会が開催され、プレス関係者ならびに一般参加者が家庭用ゲーム機やDVD-Videoなどで実機を体感する機会が設けられた。試聴会に先駆けて、プレス向け製品発表会が行なわれたが、その中ではダイマジックの代表取締役 会長兼社長の浜田晴夫氏、および社外取締役で元(株)スクウェア 社長の武市智行(たけち ともゆき)氏が製品概要や開発意図などを説明した。

REO
REO本体には赤外線リモコンが付属。低音の強調や、仮想サラウンド再生時のパラメータを変更して、通常よりも音に広がりを持たせる“Hall”モードを持つ

REOは、本体サイズが幅129×奥行き90×高さ35mm(重量は215g)とコンパクトなケースにドルビーデジタルのデコーダーを内蔵(DTSには未対応)。入力端子としてデジタル(光角型)とアナログ(ミニピンジャック)の2系統、出力端子にはヘッドフォン(45mW/32Ω)、専用ミニスピーカー(最大1W)、サブウーファー、ライン出力を装備。ステレオスピーカーもしくはヘッドフォンで3Dサラウンドの音場を再現するという独自の仮想サラウンドシステム“DVX(DiMAGIC Virualizer X)”技術を搭載する。ちなみに、REOはRealtime Entertainment Organizerの頭文字を合わせたものだという。

PEANUTS BEAT FORCE
REOの手前に、プレステ2のコントローラーにセットした状態のミニスピーカーPEANUTSを置いたところ。コントローラーと比べるとサイズが想像できるだろう同社がすでに発売しているコンパクトサイズのサブウーファー『BEAT FORCE』(8800円)。サイズは幅250×奥行き175×高さ113mmで、アンプ出力は16W

専用ミニスピーカーPEANUTSは、本体サイズが幅100×奥行き20.5×高さ35mm、重量55g、最大出力1Wと小型軽量なステレオスピーカー。近接する2つのスピーカーでも広がりのある音響空間を実現するという“ステレオダイポール(SD)”技術が採用されており、REO本体のDVX技術と合わせて「家庭でも無理なく3Dサラウンド環境を体験できる」(武市氏)と説明している。

なお、PEANUTSをゲームコントローラーなどに接続する場合、プレイステーション2用アタッチメントのみ付属し、Xboxやパソコンの液晶ディスプレーなどに接続するアダプターは後日発売予定となっている。

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