米MontaVista Softwareは、米Texas Instrumentsの『OMAP』アプリケーションプロセッサに対応した『MontaVista Linux』の供給を開始すると発表した。
『OMAP』は、第3世代携帯電話などにも採用されているDSP内蔵のプロセッサ。ARM925ベースのCPUと、TMS320C55x DSPコアを統合し、CPUの処理と並列して画像や音声を再生することができる。
両社は共同で、『OMAP』搭載製品開発者や、対応アプリケーション開発キット『Innocvator』利用者に向けたサポートを提供するとしている。
これまで『OMAP』向けのLinux開発は、米RidgeRunが『DSPLinux』として開発を行なっていたが、11月18日に(株)アックスが同製品に関連する権利を取得している。『OMAP』に対応したLinuxは2ラインナップから選ぶことが可能になったことになる。