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NTTドコモ、FOMA対応端末の新モデル『N2051』など3機種を発売――新サービス“iモーションメール”も開始

2002年12月10日 21時29分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは10日、第3世代携帯電話サービス“FOMA”サービスに対応した新機種として、スタンダードタイプ『N2051』と『F2051』、ビジュアルタイプ『P2102V』の3機種を開発したと発表した。販売開始は『N2051』が12月中旬以降、『F2051』が12月下旬以降、『P2102V』が2003年1月下旬以降。これらの機種は、連続待ち受け時間が約170~180時間(静止時約230~250時間)に延びたほか、内蔵したカメラで撮影した動画(毎秒15フレーム)をメールに添付して送信できる新サービス“iモーションメール”に対応したのが特徴。

動画クリッピングサービス“iモーション”のファイルサイズの制限が100KBから3倍の300KBに、最大再生時間を15秒程度から40秒程度に長くなったほか、“iアプリ”のデータ保存領域も10KBから20倍の200KBに増やされている。また、通話中に静止画を撮影してメールで送信したり、iアプリやiモーションを待ち受け画面として設定したりすることも可能になった。

正面(オープン時) 折り畳み時
正面(オープン時)折り畳み時
『FOMA N2051』

『N2051』は、31万画素と10万画素のCMOSセンサーによるツインカメラと、2.21インチTFD液晶ディスプレー(6万5536色表示)を搭載し、360度方向へカーソルを動かし、メニューの選択が行なえる“ニューロポインター”を搭載する。本体の容量は109cm3、重量は122g。連続待ち受け時間は静止時250時間、移動時180時間。連続通話時間は130分。

正面(オープン時) 折り畳み時
正面(オープン時)折り畳み時
『FOMA F2051』

『F2051』は、270度回転する10万画素のCCDカメラと、2.2インチ半透過TFT液晶ディスプレー(6万5536色表示)を搭載する。OSに英シンビアン社のSymbian OSを搭載しており、画像の一部を切り抜いてもう1枚と合成できる“切り抜き機能”や、暗い画像を明るくできる“画像処理機能”などの画像機能を搭載するほか、1つのメモリーダイヤルに5つの電話番号、メールアドレス、住所、会社名、写真などを登録できるPIM機能を装備する。本体の容量は115cm3、重量は114g。連続待ち受け時間は静止時230時間、移動時170時間。連続通話時間は110分。

正面(オープン時) 背面(折り畳み時)
正面(オープン時)背面(折り畳み時)
液晶ディスプレー回転時
『FOMA P2102V』

『P2102V』は、31万画素と10万画素のCMOSセンサーによるツインカメラと、2.35インチ透過TFT液晶ディスプレー(最大26万2144色表示)を搭載する。ビデオカメラのように、液晶ディスプレー部分のアングルを撮影に合わせて回転できるのが特徴。SDメモリーカードスロットを装備し、最大約3時間の動画を録画できるほか、パソコンとのデータ共有も可能。また、TV電話中に動画撮影が可能で、通話相手に送信することもできるという。本体の容量は110cm3、重量は130g。連続待ち受け時間は静止時250時間、移動時180時間。連続通話時間は、音声が130分、テレビ電話が90分(仕様などは予定)。

新サービス“iモーションメール”

“iモーションメール”は、サービスに対応した機種で撮影、あるいはサイトからダウンロードした動画(iモーション)を、送信メールに添付してiモーションメール対応機種に送信できるサービス。iモーションメール対応機種で受信した場合、動画が添付されている表示(アイコン)をクリックすれば、iモーション蓄積サーバー(iモーションメールセンター)から動画(iモーション)を取り込み、再生したり保存したりできる。パソコンで受信した場合は、添付ファイルをiモーションメールに対応した次のバージョンの『QuickTime』で再生できるという。iモーションメール対応機種からインターネット経由で送信できる添付ファイルのサイズは、最大100KB(本文10000B+動画100KB)。ファイル形式はMP4(Mobile-MP4)。1ユーザーあたりの保存件数は15件で、動画ファイルの保存期間は7日間となっている。

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