このページの本文へ

TDK、小型マルチカラー無機ELディスプレーモジュールを開発

2002年12月04日 17時31分更新

文● 編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ティーディーケイ(株)は3日、新開発の“フレーム変調方式”により回路部分を小型化したマルチカラー(27色)発光の4.25インチ無機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーモジュールを開発したと発表した。

開発したモジュール
小型マルチカラー無機ELディスプレーモジュール

開発したディスプレーは、カナダのiFire Technology(アイファイヤー・テクノロジー)社との技術提携により、TDKが試作開発した“フルカラー無機EL”パネルを基に、回路側の駆動方式の見直しや高集積化、省電力化を図り、モジュールを小型化したもの。フレームごとの発光回数を変えることにより多階調表示を行なう“フレーム変調方式”を採用している。輝度は200cd/m2(白色)。表示部のサイズは横86×縦65mmで、ドット構成は240×RGB×180。画素ピッチは0.11×0.33mm。線順次駆動のパッシブマトリックス方式を採用する。消費電力は10W(白色時)。モジュールのサイズは幅146×奥行き108×高さ15mm。

同社では、産業機械や医療機器用途向けの製品化を進めているという。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン