このページの本文へ

VIA製Mini-ITXマザーボードの新モデル「EPIA-MC933」が登場!

2002年11月27日 22時26分更新

文● 増田

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
「EPIA-MC933」
「EPIA-MC933」

 先月開催されたWPC EXPO 2002で展示されていた170×170mmというMini-ITXサイズのVIA製 マザーボード「EPIA-MC933」が今日からアキバの各ショップで販売されている。 今回のモデルは、オンボードCPUに“C3 E-Series-933MHz”を搭載するものでファンレス仕様の “Eden ESP 6000”を搭載するモデルは、近日登場予定となっている。



CLE266
初の“VIA Apollo CLE266”搭載
コネクタ
IEEE1394ポートがないため今までの専用ケースではPCI増設カードを同時に使用できない
DVDを再生
T-ZONE.PC DIY SHOPでは実際に“CastleRock”によるDVDビデオ再生をデモ中

 EPIA-MC933は、発売当初から話題となった「EPIA-C800」と「EPIA-E533」の後継モデルで、採用する チップセットが“VIA Apollo CLE266 ”に変わったのが大きな特徴だ。 これにより、DDR SDRAMメモリ(1スロット最大1GBまで)に対応したほか、VGA機能はCLE266チップ内蔵 の“CastleRock”(VIAが自社内に設立したチームによる独自開発のコアで3Dエンジンを内蔵し、MPEG-2デコーダー機能も搭載する)となる。 VGA機能以外の主な仕様は、DDR DIMM×1、PCI×1、サウンド機能に“VT1616”AC'97コーデックを搭載し10/100Base LAN コントローラーは“VT6103”、IEEE1394コントローラは“VT6307S”と当然ながらすべてVIA製のチップ を採用する。 IEEE1394やUSB2.0に加え、省略されていたFDDコネクタも搭載するなど拡張性に乏しかった旧モデルの 欠点を補っているといえる。ところでIEEE1394を使用する場合は、マザーボード付属のブラケットを使用することになるが、 すでに発売されている「Eden Platform用としてVIAの認証済み」のアルミケース「e-FOX」 や準ファンレスケース「PRO CASE II」などに搭載した場合に、ケース側のPCIスロットが1つしかないために IEEE1394とPCI増設カードを同時に使用できないという問題点がある。 これについては、ショップによると「別途IEEE1394コネクタを前面に出すためのパーツをケースに付属、 もしくは単品販売するということもある」とのことだ。 価格はコムサテライト1号店、2号店が1万9780円、OVERTOP、高速電脳が1万9800円、 コムサテライト3号店、T-ZONE.PC DIY SHOPが1万9980円となっている。



PCIスロット 専用ケース
いままでの専用ケースにはPCIスロットが1つしかない新たに発売となったMini-ITXサイズ専用ケース

 またマザーボードの発売と同時に、新たにMini-ITXサイズ専用ケース「GA-610iPL-M」がGALANTICより 登場している。こちらは前面にIEEE1394ポートを設けるなど、EPIA-MC933にも対応した構造となっている がいままでのケース(AC電源)とちがい電源を搭載するなど、本来の目的である小スペース、静音と は少し離れた製品となる。 価格はコムサテライト2号店、3号店共に9780円となっている。

※ショップおよび代理店のユニティによると、「PRO CASE II」にEPIA-M933を搭載する場合、PRO CASEIIの電源コネクタが届かないため注意。延長コネクタが必要になるとのこと
【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ