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レーザーファイブ、Linux組み込みネットワークプロセッサソリューション製品『NPA1000』を発表

2002年11月27日 20時06分更新

文● 編集部

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レーザーファイブ(株)は、ネットワークプロセッサソリューション『NPA1000』を12月中旬に発売する。

『NPA1000』試作機
『NPA1000』。写真は試作機のもの。

『NPA1000』は、米AMDの組み込み用プロセッサ“AMD-Alchemy”シリーズの『Au1000-400MHz』を搭載した汎用アプライアンス製品。2基のネットワークインターフェイスは内部バスに直結されており、90Mbpsのパケット処理能力を持つ。4ポートのハブや2基のPCMCIAポート、2基のUSBポートなど多様なインターフェイスを備える。PCMCIAポートには無線LANカードなどを使用することも可能。OSにはレーザーファイブが開発している組み込みLinuxを採用している。カーネルのバージョンは2.4系列。ルータやファイアウォール、コンテンツフィルタ、ウィルスフィルタ、侵入検知システム、ネットワーク測定器などの用途を想定しているという。おもな仕様は以下のとおり。

  • CPU……AMD-Alchemy Au1000-400MHz
  • SDRAM……32MB
  • FROM……16MB(32MB実装も可能)
  • インターフェイス……PCMCIA×2、100BASE-TX×2、USB×2、シリアル×1、JTAG×1、4ポートハブ×1
  • 消費電力……最大10W

価格は標準仕様のサンプル出荷品で7万9800円から。レーザーファイブでは、『NPA1000』の販売だけでなく、『NPA1000』を利用したプロトタイピングや受託開発も行なうとしている。

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