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米IBM、米エネルギー省とスーパーコンピューターの開発契約を締結

2002年11月20日 00時00分更新

文● 編集部

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日本アイ・ビー・エム(株)は20日、米エネルギー省(The Department of Energy)が米IBM社とスーパーコンピューターの開発で契約を締結したと発表した。開発するスーパーコンピューターは、処理能力が467TFLOPS(テラフロップス:1秒間に467兆回の浮動小数点演算を実行)。2システムを開発する。契約金額は2億1600万ドル(約265億円)から2億6700万ドル(327億円)に相当するという。

開発するのは、100TFLOPSの『ASCI Purple(アスキー・パープル)』と、367TFLOPSの『Blue Gene/L(ブルー・ジーン/L)』。ASCI Purpleは、1万2544個の次世代“POWER5”プロセッサーで構成され、50TB(テラバイト)のメモリーと2PB(ペタバイト)のディスクストレージが搭載される。OSは『AIX 5L』。自己管理/自己防御などの機能を搭載するという。カリフォルニア州に建設中の“Terascale Simulation Facility”と呼ばれる専用の建物に設置される。Blue Gene/Lは、13万個のプロセッサーを搭載し、OSにはLinuxを採用するとしている。

同社では、両システムの処理能力を合計すると、“スーパーコンピューター上位500リスト(TOP500 List of Supercomputers)”の全マシンの処理能力の合計より高くなるとしている。

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