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日立、Windows CE .NET 4.1を搭載した携帯情報通信端末を発売

2002年11月19日 20時24分更新

文● 編集部

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(株)日立製作所は19日、Windows CE .NET 4.1日本語版を搭載した、企業向け携帯情報通信端末『NPD-20JWL』の出荷を22日に開始すると発表した。価格はオープン。直販の“日立ダイレクト価格”は6万2800円。

『NPD-20JWL』『NPD-20JWL』

『NPD-20JWL』は、Windows CE .NET 4.1日本語版を搭載することで、VoIP機能(SIP)、IPv6、PPPoEをサポートし、IEEE 802.11b準拠の無線LAN機能を内蔵するのが特徴。

CPUにインテル PXA250アプリケーションプロセッサーを採用し、3.5インチフロントライト付き反射型TFTカラー液晶ディスプレー(240×320ドット、6万5536色表示)、32MBのメモリー、マルチメディアカード(セキュアマルチメディアカードも含む)/SDカード(セキュリティー機能には未対応)スロット×1、USB(ミニA)×1、マイク付きヘッドフォン(ステレオ)×1を搭載する。ペンタッチ操作のほか、側面のジョグダイアルで基本操作が可能となる。電源はリチウムイオン電池。本体サイズは幅77×奥行き17.8×高さ108mm、重量は約155g(バッテリーを含む)。オプションでPCカードスロット(TypeII)×1とCFカードスロット(TypeII)×1を提供する。なお、CFカードタイプのレーザースキャナーにより、バーコードリーダーとしても利用できる。

付属のアプリケーションソフトは、Windows Media Player、Internet Explorer 5.5、受信トレイ、Windows Messenger、パソコン連携ソフト『ActiveSync』、ファイルビューア『ClearVue』、静止画ビューア『Picture Viewer』、手書きメモ、メモ帳、PIM(Personal Information Manager)ソフトウェア、時計、電卓、オリジナルメニュー、メモリーカードバックアップ。

沖電気工業(株)のCTI&IPコミュニケーションシステム『CTstage 4i for .NET』のSIP電話端末として利用できるほか、.NET Compact Frameworkを2003年に正式サポートする予定で、(株)シーイーシーとの協業により営業支援システム“Wonder Web”に、XMLウェブサービスを通してアクセスし、オフラインで利用できる営業マン向けのモバイルソリューションを提供する予定。米プーマテック社の『Enterprise Intellisync Server』も2003年2月にサポートする予定で、Exchange、Lotus Domino、Oracle、 Microsoft SQL Serverといったサーバーと連携して、メールやPIM、企業内データベースの情報をモバイルで容易に利用できるようになるという。さらに、モバイルデバイスを利用したネットワークのセキュリティーを強化するために、カナダのCerticom社のPDA用VPNソフト『movianVPN』の出荷を12月に開始する予定。

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