本体サイド | ||
中の液体が循環しているようす | 本体底面 |
先週お知らせした液冷式CPUクーラー「Blue Ice(型番:CP-100)」が発売になった。展示されていた製品との違いは、本体が黒く塗装されているところぐらい。
改めて製品を見てみると、本体は下から液体を循環させるポンプ、ポンプ回転用のファン、空冷用ファン、ヒートシンクとなっており、コアで温まった液体はサイドのプラスチック容器からヒートシンクを突き抜けたパイプを通り反対サイドへ。そして底面のポンプへといった具合に循環を繰り返す仕組みになっている。中央で2段重ねになっているように見える2個のファンは、実際には冷却ファンは上だけで、下段は羽根が全て取り除かれたモーターになっている。ちなに中を循環する液体の成分は明らかにされていない。
Socket423/Socket478/Socket A用となっており、付属の金具で対応する。固定方法などは前回紹介したサンプルとほとんど変更はないようだ。
今回の製品は水冷キットに見られるような循環機構を、あたかも小さなCPUクーラーに凝縮したかのようなアイデア商品といえる。しかし、液体が冷却される部分は本体一番上のヒートシンク部分だけであり、温まった液体を強力に冷却可能かどうか、果たして水冷キットのような能力を発揮するのかどうかについては不明。それだけに、一種マニアックな製品といえよう。販売を開始したのはCUSTOMで、価格は6800円となっている。
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