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日本HP、Crusoe TM5800-1.0GHz搭載Tablet PC『Compaq Tablet PC TC1000』を発売

2002年11月07日 18時53分更新

文● 編集部 栗山博行

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日本ヒューレット・パッカード(株)は7日、Windows XP Tablet PC Editionを搭載した“Tablet PC(タブレットPC)”『Compaq Tablet PC TC1000シリーズ T1.0/10X/256/30/W/XPT』を発表した。価格は21万9000円。出荷は年内を予定する。同社ではCompaq Tablet PCを、Windowsとしての機能を全て持ち、ノートパソコンよりも携帯性の高い製品と位置付け、過去の情報資産をそのまま活用できるなど、PDAを始めとしたWindows以外のOSを採用した製品よりも導入リスクの小さな携帯デバイスとして、企業向けを中心に販売していくという。

“Compaq Tablet PC TC1000シリーズ(タブレット形態)”

TC1000は、回転/取り外しが可能なキーボードを標準添付したタブレットPC。通常のタブレットPC形態のほか、B5ノート形態、キーボードを背面に装着したタブレットPC形態など、目的に合わせたスタイルで利用できる。

ディスプレー部には、ペン入力時に傷が付きにくいハードカバーガラスを採用したほか、視野角を広げる“ワイド・ビューフィルム”を装着する。スタイラスペンは単6電池で駆動し、液晶解像度の約8.2倍(8417×6313ポイント)の密度を持つ“Compaqデジタイザ”により、スムーズな書き心地の手書き入力を行なえる。

“Compaq Tablet PC TC1000シリーズ(ノートパソコン形態)”

主なスペックは、CPUがCrusoe TM5800-1.0GHz、メモリーが256MB(PC133 SDRAM)、1024×768ドット表示10.4インチTFT液晶ディスプレー、グラフィックスチップがNVIDIA GeForce2 Go、ビデオメモリーが16MB、30GB HDD(Ultra ATA/100)など。ネットワーク機能として、IEEE 802.11b準拠の無線LAN、V.90対応56kbpsモデム、10/100BASE-TXを装備する。インターフェースは、PCカードスロット(Type II)×1、CFカードスロット×1、USB 2.0×2など。電源はリチウムイオンバッテリーで、同社の計測によると4時間超の利用が可能という。本体サイズは幅271×奥行き210×高さ22mm、重量は1.36kg。

オプションには、水平/垂直表示用のスタンドとして利用可能なドッキングステーションなどを用意する。ドッキングステーションの主なスペックは、USB 2.0×4、10/100BASE-TX×1、マルチベイスロット×1、VGAなど。マルチベイスロットには、“Evo Notebook N410cシリーズ”や“同N115シリーズ”など同社のノートパソコン“Evoシリーズ”用のマルチベイデバイスが装着可能になっている。本体サイズは幅203×奥行き203×高さ28mm(スタンド部除く)。価格は3万9800円。

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