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Let'snote LIGHT T1/PRO T1

【第21回】B5ファイルサイズで1kgを切る軽さが魅力の新Let'snote

2002年10月18日 00時00分更新

文● ASCII24編集部・内田泰仁

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12.1インチ液晶搭載で1kg以下という軽さを実現した「Let'snote LIGHT T1/PRO T1」

ギリギリまで重量を絞り込んだ
パワフルに使える本格派サブノート

 メーカー各社のノートPCがA4ノートを中心としたラインナップに重点を置いている中、“サブノート”カテゴリに特化した製品展開を行なう松下電器産業。2002年春モデルの「Let'snote LIGHT R1/PRO R1」に続く新ラインナップは、R1シリーズよりも一回り大きい12.1インチ液晶搭載のB5ファイルサイズノートながら、最軽量モデルでは重量999gという軽量さを実現している「Let'snote LIGHT T1/PRO T1」だ。

 最軽量構成のT1は、CPUに超低電圧版Mobile PentiumIII-M-866MHz、メモリは128MB(最大384MB)、HDDが20GB。通信機能としては、10BASE-T/100BASE-TXの有線LANとモデムを装備する。USBポートはすべて2.0対応で、周辺機器の接続性は高い。液晶の解像度は1024×768ドットでR1と同じだが、サイズが一回り大きくなったことで、画面の見やすさは格段にアップしている。

 R1シリーズでは、無線LAN搭載モデルは法人/ネット販売限定モデルのみだったが、T1では、店頭販売モデルにも無線LAN搭載モデルが用意されており、店頭でマシンを選ぶときの選択肢の幅が広がっている。なお、無線LANと256MBのメモリ(最大512MB)、40GBのHDDを搭載する最上位機種だと重量1.07kg、無線LANなし、256MBメモリとHDD40GBを搭載する中位モデルだと重量は1.045kgと、ほんのわずかに1kgは超えてしまうが、最軽量モデルとの差はほんのわずかだ。

 また、本体サイズが大きくなったのに合わせてキーピッチは19mmに広がり、キーボード右側の記号キー周辺のレイアウトにも無理がなくなったので、キーボードの快適さもアップしている点も見逃せないポイントだ。トラックパッドのユーティリティ「ホイールパッドユーティリティ」は、円形というパッドデザインの特徴を生かし、パッドの端をクルクルと円を描くようになぞると上下にスクロールできる。縦に長いウェブページのブラウジングなどでは意外なほど威力を発揮する。

 さらに、代々のLet'snoteやR1で培った頑丈設計や徹底した低電力設計により、30cmからの落下試験に耐える頑丈さとバッテリ5時間駆動を誇るなど、全面銀色ボディから受ける印象とは裏腹に、ぎっちりと内容が詰まった「使えるモバイルマシン」に仕上がっている。バリバリサブノートを活用したいヘビーユーザーにこそおすすめしたい逸品。

SPEC(最軽量モデル「CF-T1RDAXR」)
CPU 超低電圧版PentiumIII-M-866MHz
メモリ 128MB(最大384MB)
液晶 12.1インチTFT
解像度 1024×600ドット
HDD 20GB
通信 LAN/モデム
バッテリ駆動時間 約5時間
サイズ 幅268×奥行き210×高さ39.1/最薄部26.1mm
重量 約999g
OS Windows XP Professional SP1

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