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キヤノン、ネットワーク対応の複合機“Color imageRUNNER”を発売

2002年10月03日 21時59分更新

文● 編集部

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キヤノン(株)とキヤノン販売(株)は3日、カラーコピー/プリンター/スキャナー/ファクスなどの機能を搭載したカラーネットワーク複合機『キヤノン iR C3200』『同 C3200N』を11月中旬に発売すると発表した。価格はC3200が159万円で、C3200Nが174万円。

『キヤノン iR C3200』
『キヤノン iR C3200』

『キヤノン iR C3200』は、250MHz動作のMIPS R4000相当×2をSOC(システム・オン・チップ)として実装した専用LSIと、独自のカラー画像処理エンジンによる“カラーiRコントローラ”を搭載し、カラー画像の高速処理と複合機の各機能の同時並行処理を行なえるようにしたのが特徴。40GBのHDDと512MBのメモリーを搭載する(最大768MB)。

プリンター機能は、Y/M/C/Kの各色それぞれの現像ユニットを水平に配置した“FLAT4 LASER ENGINE(フラット4・レーザー・エンジン)”を搭載し、カラー/モノクロともA4ヨコを毎分32枚でプリントできる。解像度は9600相当×600dpi。用紙サイズは官製はがきからA3まで対応する。スキャナー機能は、CCDを利用し、600×600dpiで256階調のスキャンが可能。最大でA3サイズのスキャンが行なえる。色再現性を高める“入力ダイレクトマッピング”機能や、300dpiでスキャンしたカラー画像のデータ容量を従来の10分の1程度まで圧縮できる“高圧縮PDF生成機能”も搭載している。

コピー機能は、A4ヨコのカラーコピーが13.1秒、白黒が9.8秒。最大999枚の連続複写に対応する。ズームは25%から400%まで1%刻みで設定可能。最大5ジョブまで予約できる予約コピー、ネガポジ反転のほか、トリミング、マスキングなども7.8インチ液晶タッチパネルとタッチペンで行なえる。ファクス機能はオプションで、『スーパーG3FAXボード・M1』と『画像変換ボード・A1』を利用し、G3に対応する。

インターフェースは10/100BASE-TXを装備し、オプションでUSB 1.1も追加できる。ウェブブラウザーを利用して状態を確認したり設定を変更したりできるリモートUI機能を標準装備する。電源はAC100V。最大消費電力は1.5kW以下。本体サイズは、幅620×奥行き786×高さ799mm、重量は126kg。対応OSは、Windows 98/Me/2000/XP。対応プロトコルは、TCP/IP、IPX/SPX。オプションでLIPS IV/III/II+やPostScript 3にも対応可能。

『キヤノン iR C3200N』は、オプションの『UFRプリンタ&スキャナキット・A1』(25万円)を標準装備したモデル。ネットワーク上のパソコンからTWAIN対応のアプリケーションを利用してカラースキャンできるほか、パソコンとプリンターでデータ処理の負荷を分散するプリントアルゴリズム“UFR”と、32bitレンダリングチップによる高速プリントが行なえる。

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