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日本IBM、リレーショナルデータベース管理製品の最新版『IBM DB2 ユニバーサル・データベース V8.1』を発表

2002年10月03日 17時02分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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日本アイ・ビー・エム(株)は3日、リレーショナルデータベース管理製品の最新版『IBM DB2 ユニバーサル・データベース V8.1』(以下、DB2 UDB V8.1)を11月21日に発売すると発表した。

堀田氏と安田氏
日本IBM常務取締役ソフトウェア事業部長の堀田一芙氏(左)と、日本IBM理事ソフトウェア事業部データマネジメント・ソリューション事業部長の安田誠氏

DB2 UDB V8.1は、自己管理機能を搭載し、データベース管理業務に伴うさまざまな作業の簡略化/自動化を行なうソフト。SMART(自己管理/自己調整)機能として、データベースシステムが致命的な状況(メモリー不足や表スペースがいっぱいになる、ある特定の検索が時間やCPUを使いすぎる等)に陥りそうになった場合に、事前に電子メールや携帯情報端末などを通じて管理者に通知し、自動的に修正アクションをとる“ヘルス・センター”や、いくつかの簡単な質問事項に基づいてデータベースの構成パラメーターを自動設定できる“構成アドバイザー”などを搭載する。

また、データベース上の空きスペースを埋めるためのデータ移動およびクリーンアップを行なう“In-placeオンライン再編成”や、1回の操作で自動的に情報を編成し、短時間で情報を照会/分析できるようにする“多次元クラスタリング”、ウェブサービスを通して情報を統合できる“Federatedデータベース”なども備えている。XML対応も強化され、XML文書をブラウザー上で表示する際の変換作業を自動化できる。

対応プラットフォームは、Linux、AIX、HP-UX、Solaris、Windows 95/98/ME/2000/NT4.0/XP。価格は、DB2 UDB Personal Edition V8.1が5万2700円から、DB2 UDB Workgroup Server Edition V8.1(1サーバー)が14万2300円から、同(1ユーザー)が3万6800円から、DB2 UDB Workgroup Server Unlimited Editionが114万6300円から、DB2 UDB Enterprise Server Edition V8.1が304万6000円から。

日本IBM常務取締役ソフトウェア事業部長の堀田一芙氏は、「今後の情報システムはフレキシブルでシンプル、スリムでなければさまざまなニーズに対応できない。これらを実現するため、われわれはオートノミック(自律型)コンピューティングを推進している。今回発表するDB2 V8.1のオートノミックコンピューティング機能により、データベース管理者の作業を軽減できるだけでなく、不足している経験やスキルを補える」としている。

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