『Vine Linux 2.6CR』が11月1日に発売されることが発表された。
『Linux Conference 2002』のProject Vineブース。右にあるiMac上で動作していたのが、『Vine Linux 2.6』のベータ版だ。 |
『Vine Linux 2.6CR』は先頃行なわれた『Linux Conference 2002』の.org Villageでもベータ版が出展されており、11月頃にリリースされることが明らかになっていた製品。『Vine Linux 2.5CR』のバグフィックスが中心となったリリースだ。対応アーキテクチャはPC/AT、PowerPC、Alpha、SPARC(SPARC版はスナップショット)。商用アプリケーションとして、PC/AT版とPowerPC版の『Wnn7』やリコーフォントを収録している。
おもな特徴は以下のとおり。
- カーネル 2.4.18/2.4.19とカーネル2.2.20を収録した
- XFree86 4.2.1を収録、CVSからの各種パッチやドライバを収録し、最新のビデオカードに対応した
- デスクトップ環境にGNOME 1.4とWindowMakerを標準で装備、KDE 3.0.3はVine Plusに収録した
- カーネル 2.4系列のmurasakiやカーネル 2.2系列のusbmgrを収録し、各種デバイスのプラグアンドプレイに対応した
- teTeXをベースに、pTeX 3.0.1を統合し、TeX環境を強化した
- Vine PlusにGnumericやdia、Abiwordなどのアドオンパッケージを収録した
『Vine Linux 2.6CR』の価格は1万2800円。10月2日よりVine Linuxショッピングモールにて先行予約を受け付けており、優待価格での販売を行なっている。優待価格は以下のようになる。
- 新規ユーザー……9600円
- 『Vine Linux 2.5CR』登録ユーザー……5900円
- 『Vine Linux 2.1CR』登録ユーザー……6600円
なお、FTP版は10月中に公開される予定だ。