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トレンドマイクロ、パーソナルファイアーウォール機能を強化した『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』を発売

2002年09月26日 18時34分更新

文● 編集部 栗山博行

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トレンドマイクロ(株)は26日、都内で報道関係者を集め『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』(以下ウイルスバスター2003)の製品説明会を行なった。今回製品名に加えられた“リアルセキュリティ”は、“ウイルスバスター”がパーソナルファイアーウォール機能なども搭載しており、ウイルス対策だけのソフトではないことを強調する意味でつけられたという。最初に登壇した同社代表取締役(CFO)マヘンドラ・ネギ(Mahendra Negi)氏によると、「『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』を日本発の世界中で利用されるメジャーなソフトにしていきたい」とのことだ。

トレンドマイクロ代表取締役(CFO)マヘンドラ・ネギ氏。「『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』を、日本発の世界中で利用されるメジャーなソフトにしていきたい」などと語った

対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000 (SP2以上)/NT 4.0 (SP6a以上)/XP。PDA用ウイルス対策ソフト『ウイルスバスター for PDA』も同梱する。PDA版の対応OSは、Palm OS 3.1以上、Windows CE 3.0、Psion Revo/Revo Plus。

『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』

ウイルスバスター2003の製品ラインナップは、『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ 2ユーザパック』『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ ダウンロード版』『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ デジキューブ版』(仮称)の4製品。発売日は11月1日で、デジキューブ版のみが11月7日となっている。価格はシングルユーザー版が8500円、2ユーザー版が1万2800円、ダウンロード版がオープンプライス、デジキューブ版が8500円。

『ウイルスバスター2003 リアルセキュリティ』の操作画面

ウイルスバスター2003の新機能

会場ではウイルスバスター2003の主な新機能について、同社マーケティング本部マーケティング部の山崎祐二氏より解説がなされた。

ウイルスバスター2003の主な新機能

それによると、ウイルスバスター2003に搭載された主な新機能は

  1. 無線LANセキュリティーモード
  2. パケットの自動検出機能
  3. インターネットアクセスコントロール
  4. ウイルス緊急警告
  5. インテリジェントアップデート for ブロードバンド
  6. ウイルス処理アシスタント

の6つ。

“無線LANセキュリティーモード”は、ホットスポット環境において無線LAN環境内の他のユーザーによる不正侵入を利用プロトコルの制限などにより防ぐモードで、通常のセキュリティーモードとの切り替えは1クリックで行なえるようになっている。

セキュリティモード切替画面

“インターネットアクセスコントロール”機能は、プロトコルやポート番号などを指定してインターネットへのアクセスを制限するパーソナルファイアーウォール機能。制限するプロトコル、ポートはユーザー側で自由に設定可能なので、オンラインゲームなど特定のポートやプロトコルを使うアプリケーションを利用する場合でも問題は発生しない。“パケットの自動検出機能”は、インターネットアクセスコントロールで許可されていないパケットが、PCから外部に向かって発信されると警告を発する機能で、意図しない外部への情報送信を防ぐほか、ユーザーの個人情報を勝手に送信してしまう“スパイウェア”対策などに利用可能だという。

“パケットの自動検出機能”の警告画面

そのほか機能は、ウイルス警告情報をデスクトップ上にポップアップ表示する“ウイルス緊急警告”、常時接続ユーザーの増加を受け、確認なしでパターンファイルのアップデートを行なえるようにした“インテリジェントアップデート for ブロードバンド”、発見されたウイルスの処理方法を分かりやすく解説する“ウイルス処理アシスタント”など。

ウイルスバスターシリーズの販売実績・目標本数

同社では、開発拠点を日本国内に持ちユーザーのニーズに即座に対応できる点がウイルスバスターの強みとし、今後1年間のウイルスバスター2003シリーズ4製品の総計で150万本の出荷を目指しているという。

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