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| 「CHANPON4LITE-PCI」 |
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| 製品シールに刻まれた「SUGOKUNAI CARD」の文字。このあたりが玄人志向らしい |
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| HiNT製のBridgeチップを囲むように配される各コントローラ |
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| ブラケット部の外部インターフェイス |
玄人志向製多機能詰め込み型PCIカード「ちゃんぽんボード」シリーズに、物語で言うところの“外伝”的位置づけの製品「CHANPON4LITE-PCI」が登場してきた。USB2.0とIEEE1394、ネットワークの各コントローラが1枚に乗った製品だ。ちゃんぽんボードの歴史上もっとも無難なチョイスと言える3機能だけに、同仕様の製品をすでにシステムトークスが「スゴイカード」として発売しており、ちゃんぽんボードとしての個性はそれほど強くない。しかしそこは玄人志向。逆手にとってパッケージに「SUGOKUNAI CARD」(すごくないカード)とプリントし、1万円近い価格設定のスゴイカードとは目指すところの異なる、安価路線の製品と仕上げてきた。
価格はコムサテライト2号店とコムサテライト3号店でともに6980円。安価路線を突き進んだためPC-9821シリーズ対応が難しくなったほか、NEC製のUSB2.0コントローラとTI製のIEEE1394コントローラ、そしてRealtek製のネットワークコントローラ同時使用時の電源供給にもやや不安は残るのは確か。しかし、とにかく安価で多機能の小型PCを組もうと思ったときにこれ以上ない選択肢となってくるのも間違いないところだ。無難なチョイスということは、最大多数に受け入れられる可能性もあるわけで、IDE RAIDやSCSIなどはいらないと、これまでちゃんぽんボードに魅力を感じていなかった人たちを新たに惹きつけるかもしれない。なおポート数はUSB2.0×3(外部2、内部1)、IEEE1394×2(内部1、外部1)、RJ-45×1。
なお玄人志向では、上位モデルとして「CHANPON4REAL-PCI」を予定しているようだ。同ブランドのBBSによれば、NEC製のUSB2.0とIEEE1394コントローラにBroadcom製Gigabit Ethernetコントローラ×2という「わりとすごい」(原文ママ)製品を目指しているもよう。スゴイカードを上回る高額製品になりそうだが、従来のちゃんぽんボードとはひと味違ったハイエンド志向な一品になると思われ、期待が高まってくる。
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