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HDE、地方公共団体向けLinuxサーバ管理ソフトを発表

2002年08月23日 00時00分更新

文● 編集部

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(株)ホライズン・デジタル・エンタープライズは、地方公共団体向けLinuxサーバ管理ソフト『HDE Controller LG Edition』を9月20日に発売する。

『HDE Controller LG Edition』
『HDE Controller LG Edition』のメニュー画面。

『HDE Controller LG Edition』は、『HDE Controller 2.5 Professional Edition』をベースに、政府が推進する統合行政ネットワーク(Local Government Wide Area Network、以下LGWAN)に最適化したLinuxサーバ管理ソフト。LGWANは、全国の地方公共団体と霞ヶ関WANを相互に接続するネットワークで、SMTP、HTTPS、DNS、NTPが基本プロトコルとされており、メールサービス、XML文書の交換、電子掲示板、Webベースの教育サービスが基本サービスとして提供されるほか、ASPによるアプリケーションサービスが提供される。政府のe-Japan重点計画で、2003年までにすべての地方自治体が接続することが求められているが、参加する自治体は上記のサービスを安全に利用できる仕組みを提供しなければならない。具体的には、ネットワーク監視、システム構成情報監視、障害履歴管理などだ。

『HDE Controller LG Edition』は、LGWANを利用するために必要なメール、DNS、NTP、ファイアウォールなどのサービスを提供するもの。管理にはroot権限は不要で、Webベースのインターフェイスを通じて以下のような機能を利用することができる。

  • Webサーバ/セキュアWebサーバ設定機能
  • Webフィルタリング機能
  • APOP設定機能
  • メールスマートリレー機能
  • メール送信容量制限機能
  • ファイルサーバ/プリントサーバ設定機能
  • PPPoE設定機能
  • セキュリティ設定、TCP_wrapper設定機能
  • ユーザ/グループ管理機能
  • メーリングリスト設定機能
  • ソフトウェア管理機能
  • ポートフォワーディング設定機能
  • パケットフィルタリング設定機能
  • 不正アクセス監視機能
  • プロキシサーバ設定機能
  • SSLの鍵と証明書の設定機能
  • テープバックアップ設定機能
  • SNMP設定機能

対応ディストリビューションは以下のとおり。

  • Red Hat Linux 7.2/7.3/Advanced Server 2.1
  • Turbolinux 6.5/7 Server
  • Sun Linux 5.0

価格は12万8000円。

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