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翼システム、聴覚障害者向けロードサービスを開始

2002年08月22日 18時46分更新

文● 編集部

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翼システム(株)は22日、特定非営利活動法人(NPO法人)であるCS障害者放送統一機構の会員向けに、24時間365日対応の聴覚障害者向けロードサービス“アイドラネットロードサービス”を提供すると発表した。

“アイドラネットロードサービス”は、車の運転中などにトラブルが発生した場合に、携帯電話からCS障害者放送統一機構のホームページにアクセスすることで、コールセンターへ出動要請が行なえる聴覚障害者向けロードサービス。トラブルの症状は用意された選択肢(事故/落輪/鍵閉込み/燃料切れなど)から選ぶことができ、事前に登録された車情報(車種/色/ナンバー)も表示され、入力の手間を極力抑えるように工夫されているという(登録データと異なる車の場合は車情報を入力する)。トラブルの発生現場の通知にはエリア検索サービスや位置情報サービスが利用でき、オペレーターとのやりとりもチャットで行なえる(出動時間/料金/トラブルの詳細情報など)。なお、コールセンターには聴覚障害のある受付者が待機している。

対応エリアは全国。平均30分で現場に到着可能で、部品が必要な修理も現場で対応することがあるという。60分以内の作業(スペアタイヤ交換、バッテリージャンピングなど)や15kmまでのレッカー牽引は無料となる。同社の“カーコンビニ倶楽部”の割引サービスを提供する。

翼システムでは、自動車整備工場や板金工場など全国約6800ヵ所に出動拠点を配備し、状況に応じた現場処置やレッカー牽引を行なうロードサービス“カーレスキュー70”を1999年6月から提供している。今回のサービスでは、そのノウハウを利用しているという。

CS障害者放送統一機構は、聴覚障害者が中心となって運営されるテレビジョン通信局で、1998年7月20日に設立された。CS衛星(スーパーバードC号)を利用してテレビ番組『目で聴くテレビ』を制作放送しているほか、字幕作業や携帯電話による情報サービスも行なっている。

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