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三洋電機、640×480ドットで毎秒30フレームの動画を撮影できる“動画デジカメ”『DSC-MZ3』を発売

2002年08月21日 17時42分更新

文● 編集部

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三洋電機(株)は21日、“動画デジカメ”の新製品として、640×480ドットで毎秒30フレームの動画を連続撮影でき、195万画素で毎秒15コマの連写が行なえるデジタルカメラ『DSC-MZ3』を9月20日に発売すると発表した。価格は5万8000円。

『DSC-MZ3』
『DSC-MZ3』

『DSC-MZ3』は、テレビにもきれいに表示できる“ナチュラルムービー”として、毎秒30フレーム(640×480ドット/VGA)の動画に対応したほか、195万画素で毎秒15コマの高速連写や、約1.7秒の起動時間、約0.8秒の速写/即再などの機能を持つデジタルカメラ。CCDには、間引き時に発生する偽色や折返しノイズを軽減し、実効感度を2倍にできる垂直画素混合技術を搭載した“VPmixCCD”を採用する。サイズは1/1.8インチで211万画素(有効195万画素)。高速処理のために新開発の画像処理用LSI『HRGP IV』を搭載しており、色補正をカメラ本体に反映できる“リアルカラーイコライザIII”、白トビ/黒ツブレを軽減する“ワイドレンジショット”などの機能も搭載する。

レンズは焦点距離が7.7~23.1mm(35mmフィルム換算で37~111mm)、F2.7~4.9の光学3倍ズームで、デジタルズームは最大5倍。最短撮影距離は50cmで、10~50cmのマクロ撮影も行なえる。シャッター速度は16~1/2500秒。感度はISO 100/200/400相当。露出補正は±1.8EV(0.3EVステップ)で、最大13枚連写のオートブラケットショットが可能。また、4枚連写の中から1枚選択できるベストセレクトショットなどの機能を搭載する。ファインダーは光学式ズームファインダーで、モニター用には11万画素の1.5インチ低温ポリシリコンTFT液晶ディスプレーを装備する。モニターのメニュー画面には初心者向けの“BASIC”と“EXPERT”の2モードを用意しており、BASICでは、スポーツ/夜景/ポートレート/ワイドレンジを選択できる“シーンセレクトショット”を利用できる。

記録画素数は静止画が最大2000×1496ドット、動画が640×480ドット。記録媒体にはコンパクトフラッシュ(Type I/II)とマイクロドライブを利用できる。記録フォーマットは静止画がJPEG/TIFF(DCF、DPOF、Exif Ver.2.2準拠)、動画がQuickTime Movie。ボイスレコーダー機能で音声のみの録音も可能(WAVE/モノラル)。動画は、1GBのマイクロドライブを利用すれば、160×120ドット/毎秒15フレームで約3時間の動画を記録できるという。そのほかPCカメラとしても利用できる。

インターフェースはAV出力(NTSC)とUSB 1.1(ストレージクラス対応)。電源はリチウムイオン電池(DB-L10)を利用する。電池寿命は従来機種の約2倍で、連続撮影は約310枚(液晶ON)や、約210分の連続再生が可能。本体はステンレス合金製でカラーはシルバー。本体サイズは幅99×奥行き32.5×高さ55mm、重量は約210g。製品には専用AVケーブル、専用USB接続ケーブル、ドライバーソフトやアプリケーション『Ulead PhotoExplorer 7.0 SE Platinum』『リアルカラーイコライザ3.0 on PC』などを収録したCD-ROM『Sanyo Software Pack 6.2 CD-ROM』、リチウムイオン電池充電器などが付属する。

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