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ミノルタ、インターネットで伝送した画像の色再現を行なうシステム“カラーコミュニケーションライブラリ”を開発

2002年08月06日 18時33分更新

文● 編集部

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ミノルタ(株)は6日、インターネットで伝送された画像の正確な色再現をCRTディスプレーで可能とするシステム“カラーコミュニケーションライブラリ”を開発したと発表した。

このシステムは、CRTディスプレーの検査装置などに利用されている同社の色彩測定とディスプレーの色管理技術を基に、送信側と受信側のCRTディスプレーの機種に関わらずに、正確な色再現を行なえるのが特徴。送信側が画像データを送る際に、“キーカラー”と呼ばれるいくつかの特定色(デザイン上、必ず合わせたい色)についてセンサーで測定した色彩値を添付する。受信側では、ディスプレー上に表示された特定色をセンサーで測定し、添付された色彩値と同じ値となるように画像データを自動補正する。これにより、送信側と受信側で等しい発色を再現できるという。また、色再現が色彩値どおりになった段階で、色再現が完了したことを送信側に返信すれば確認/承認も可能という。

同社では、たとえば、メーカーが持っている色見本をデータベースとして提供すれば、購買者が完成品の色を正しく確認したうえで発注できるようになるとしており、プラスチック製品メーカー、アパレル、カタログの制作などの業種に提案しているという。

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